ドリンクの値段のみで軽食がサービスされる、名古屋特有の喫茶店文化。普通は簡単なトーストなどがサービス対象ではあるものの、他とは一線を画す内容のサービスをおこなう喫茶店もある。
ここ、「トップフルーツ八百文」は青果店でありながら、店内の一角で店のフルーツを使ったジュースやパフェなどをいただけるカフェが併設されている。
このカフェで喫茶店同様、モーニングサービスをおこなっているというので、「くだもの屋のモーニング」を体験してきた。
様々なサイトで八百文のモーニングの実施時間が錯乱しているが、2019年2月以降、9時~10時のわずか1時間のみの実施だ。日曜日はモーニングをおこなっていない点にも注意しよう。
「トップフルーツ八百文」は名古屋駅から地下鉄17分
トップフルーツ八百文は名古屋駅より地下鉄桜通線で17分、桜山駅が最寄だ。
名古屋駅からは乗り換え無しで1本で行ける。
桜山駅からは徒歩5分程度と近いのだが、住宅街の一角にある為、他には店など無いように見えた。
つまり、モーニングを実施している9時~10時のわずか1時間を狙わなければ、朝食を食べそびれる結果となるので、早めの行動を心がけよう。
土曜日などは並んでいる場合も多く、10数席しかない店内は、おそらく1時間で2回転が限度だ。9時からスタートではあるが、15分前には到着しておきたい。
フルーツのアクセサリーを乗せた帽子をかぶるピンクのおばちゃん(オーナーさん)が、優しく出迎えてくれる。
フルーツ盛りだくさんの八百文のモーニング
トーストにゆで卵、たくさんのフルーツを乗せたプレートが、トップフルーツ八百文のモーニングである。
時期によって旬のフルーツで作る特製の自家製ジャムが乗ったトーストは、さっくり焼かれている。ジャムもフレッシュな優しい甘さのものだった。
ゆで卵は茹でたてのアツアツ状態なので注意。
驚くのは、種類豊富なフルーツ達である。メロン、グレープフルーツ、すいか、パイナップル、りんご、ぶどう、さくらんぼ、オレンジ、洋ナシ、イチゴ、バナナと、実に11種類も乗っている。
そのどれもがみずみずしく、そして甘い。
忘れてはいけないのは、このプレートは無料であるということ。ドリンクを頼むだけで追加料金無しでこのサービスが受けられる、名古屋のモーニングは最高だ。
トップフルーツ八百文のフレッシュジュースは完全100%
モーニングのサービスを受ける為には、まずドリンクを頼まなければならない。
モーニングの定番、コーヒーは残念ながらメニューに無い。青果店に併設されたカフェらしく、店内のフルーツを使ったフレッシュジュースが60種類ほど用意されている。
水も氷も砂糖も一切加えない、完全100%のフレッシュジュースで、フルーツそのものの甘さが存分に楽しめる。
フルーツ100%ということで、使うフルーツの量も膨大になることは想像に容易い。したがって、お値段もそこそこする。
一番安価なバナナ(580円)から高価なクラウンメロン(1,380円)まで、バリエーションが豊富だ。
注文が入ってから皮をむき絞るので、少々時間がかかることもご愛敬である。
「トップフルーツ八百文」・営業時間とアクセス
地下鉄桜通線「桜山駅」4番出口徒歩5分
日~土 8:00~18:00(L.O.16:00)
月曜日 9:00~18:00(L.O.16:00)
モーニング 9:00~10:00(日曜日は未実施)
トップフルーツ八百文公式サイト
「トップフルーツ八百文」で名古屋モーニングを・まとめ
「朝のフルーツは金」と言われて久しい。
フルーツには体内の不要物を排出する食物酵素が豊富だ。体内の消化酵素を使わずとも、腸壁からエネルギー源が効率よく吸収される。
睡眠から目覚めたばかりの消化器官に負担をかけずに、必要なエネルギーを確保できるのだ。
さらに、フルーツにはビタミン類やポリフェノールなど積極的に摂りたい栄養素が豊富。
暴飲暴食になりがちな旅において、朝食ぐらいは健康的に食べたい。名古屋に出向いた際には、トップフルーツ八百文でフルーツたっぷりなモーニングはいかがだろうか。
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