名古屋特有の喫茶店モーニング文化において、必ず名前があがってくるのが、この「リヨン」である。
昔ながらのよくある喫茶店で、とりわけ変わったところもない。それにも関わらず、入店待ちの列ができるほどに人気なのは、いったいどんな理由なのだろうか。
リヨンは8時から18時までの営業時間全てで、モーニングを提供している。これが支持される理由なのかもしれない。
通常、モーニングは朝食サービスゆえ、10時までなどとするのが一般的だ。
ところが、地方から名古屋に出向く人にとっては、利用するのが少々難しい時間帯でもある。
リヨンに行けば、朝出発で昼頃に名古屋に到着する人も、名古屋特有のモーニングサービスを利用可能だ。人気が出るのも頷ける。
ランチの時間帯でも晩ご飯の時間帯でも、飲みもの代だけで食事がとれる驚きのコストパフォーマンスを実現している。
「どうせコーヒーが1,000円とかするんでしょ?」と疑問に思ったあなた、安心してほしい。コーヒー430円が最安値で、どれも500円以下となっている。普通の喫茶店価格だ。
今回は僕も、リヨンでアフタヌーンにモーニングを体験してきた。
リヨンの外観と雰囲気/
所在地が半地下となっているので、地上から探すと分かりにくい。
名古屋駅からは、地下道を通って行くと便利だ。三井ビルの出口を目指そう。
店内はウッド調の椅子とテーブルが所狭しと置かれた、昔ながらの喫茶店だ。
恐らく万人が想像する喫茶店そのもので、テンプレ通りとも言える。
人気店であるがゆえ、ランチタイムは並んだりもするが、意外と回転が早く、あまり待たされることはない。
リヨンにかぎらず、名古屋の喫茶店はアイスティーがあらかじめ甘くなっている。無糖が好みの場合は注意していただきたい。
リヨンで実際にモーニングを食べた感想
リヨンのモーニングはプレスサンドを中心に6種類からえらべる。
フルーツプレスサンド
小倉あんプレスサンド
ピーナッツクリームプレスサンド
ポテトサラダプレスサンド
野菜サラダプレスサンド
名古屋の喫茶店の半数近くが使っているという、本間製パンの食パンが使用されている。もっちりした食感でみみまで柔らかいのが特徴だ。
バターの香りがほどよく、カリカリに焼かれたプレスサンド。
僕はフルーツプレスサンドを注文したので、温められたフルーツの甘さが増し、コーヒーとよくあう。豆菓子もついてきた。
小食の人ならば、昼食もこれで間に合うだろう。さすがに夕食ともなれば、少々豪華さに欠ける気もするが、コーヒー代しか払わないのだから文句は言えまい。
※リヨンのその他メニューと価格
コーヒー…430円/アイスコーヒー…430円
紅茶…440円/アイスティー…430円/ミルク…440円
カフェオーレ…480円/アイスカフェオーレ…480円
ココア…480円/アイスココア…480円/コーラ…460円
ソーダ水…460円/カルピス…460円
オレンジジュース…460円/トマトジュース…460円
レモンスカッシュ…550円
メープルパンケーキ…480円(ダブル)630円
チョコパンケーキ…580円(ダブル)780円
トースト…430円/ホットドッグ…430円
小倉トースト…550円/ハムサンド…580円
玉子サンド…580円/ミックスサンド…650円
<ランチタイム平日11:30~14:00>
焼きそば定食…680円/塩焼きそば定食…730円
みそカツ定食…780円/ハンバーグ定食…780円
特製ランチ…850円/エビフライ定食…900円
ビーフカレー…700円/チキンカレー…750円
ハバネロカレー…750円/ハヤシライス…780円
※当記事内の価格は全て税込
リヨンの基本情報、営業時間とアクセス
【住所】愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目24−30
【電話番号】052-551-3865
【営業時間】8:00~18:00
【定休日】無し
【キャッシュレス】不可
【アクセス】名古屋駅S6出口徒歩2分
立地:★★★☆☆/駅から近いが分かりにくい
コスパ:★★★★★/やはりモーニングはコスパ最強
清潔度:★★★★☆/雑多感あるも、綺麗な店内
接客:★★★★☆/特に不快感はない
入りやすさ:★★★★★/ひとりでも入りやすい
喫茶店「リヨン」がおすすめ!豪華なモーニング・まとめ
モーニングはあくまでもサービスだ。こちとらコーヒー代しか払っておらず、メインはコーヒー。
すなわち、写真もホットサンドを紹介する目的でホットサンドメインのものを使ったが、本来はこうするのが正しい。
閉店までモーニングを利用できるリヨンは、開店直後は待ちが発生する。お昼前の11時ごろは空いてくるので、その時間に行くのをおすすめしたい。
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