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【宿泊記】お洒落なホテルリソル上野はビジネス利用には不向き

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ホテルリソル上野のベッド

かつては鉄道の起点として栄え、全国的に名前が知れ渡っている上野。

有名企業の本社も数多く存在し、東京都区部の大都市として機能している。その反面、自然豊かな公園や動物園などの観光資源も多い。さらに下町情緒も残すなど、とても面白い街だ。

ビジネス利用でも観光利用でも需要が止まない上野の駅前に、2020年、現代的でお洒落なホテルが誕生した。

そのホテルが、今回紹介する「ホテルリソル上野」である。

実際に宿泊したのは、開業から半年ほど経過した頃。その為、ホテル内は部屋も含め、とても綺麗で落ち着く空間だった。

分類としてはビジネスホテルなのだと思うが、機能面よりお洒落さを優先したであろう部分が多々ある。ビジネス利用では少々の不便さも否めない。

だからと言って、観光利用にも不安が残る。なぜなら、部屋タイプがモダレット(セミダブル)とツインしか存在しないからだ。

トリプルやフォースが存在しないのは、家族旅行での利用には痛手である。

つまり、ひとり旅やカップル旅行での利用に限定されてしまうのだ。ただ寝るだけでいいのならば、ビジネス利用でも重宝するだろう。

冒頭からいきなりディスり記事のようになってしまったが、ホテルリソル上野はメリットも多い。

内容がほぼ均一化されているビジネスホテル界において、まさに風雲児。条件に合えばとてもお洒落な空間で、優雅なホテルステイが楽しめるだろう。

そんなホテルリソル上野のメリット・デメリットを詳しく紹介していこう。

<宿泊日>2021年1月
<部屋タイプ>モダレット
<価格>4,721円(楽天価格)

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ホテルリソル上野の外観と雰囲気

ホテルリソル上野の外観

JR上野駅の浅草口より徒歩2分、京成上野駅や地下鉄各線からも徒歩数分と、立地は最高だ。

ホテルリソル上野エントランス

エントランスを見ただけで、お洒落さが伝わる。さらに、入り口を入るとほのかに香るアロマによって、臭覚でもお洒落を感じられるのだ。(ちなみに、部屋に同じ香りの消臭スプレーが常備されていた。)

ロビー一体型のカフェスペース

ホテルリソル上野ベアブリック

フロント横には、上野動物園を有する街らしく、パンダのベアブリック(パンダブリック?)がお出迎え。だがしかし、照明を盛大に失敗していて、まるでホラーである(笑)

ホテルリソル上野カフェスペース

フロントから続くロビーは、公式では「カフェスペース」と呼ぶらしく、その名の通り、お洒落なカフェに迷い込んだかのような錯覚を覚える。

ホテルリソル上野カフェスペース照明

カフェスペースの照明は、上野公園の不忍池をイメージしているのか、蓮の形をしていた。

ホテルリソル上野絵画

壁には上野駅周辺の象徴的な建物が描かれた絵画も。入り口のベアブリックから始まり、1階の部分全てに「上野にまつわる仕掛け」があり、考察するのが楽しくなる。

エレベーターは2機。セキュリティ面も安心

ホテルリソル上野エレベーター

エレベーターは2機。チェックインやチェックアウトの人が集中する時間帯でも、特にストレスは感じず。

カードキーをかざすタイプなので、セキュリティ面も安心である。

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ホテルリソル上野で実際に宿泊した部屋

ホテルリソル上野ベッド

大都市の駅前でありながら15㎡を有する部屋は、十分すぎる広さであろう。

しかし、スペースをユニットバスに割いているのと、ナイトテーブルの存在で、部屋部分として機能するスペースは狭い。

デスクとは別に、このスペースの部屋にわざわざナイトテーブルを設置する意味は、「お洒落さを演出するためのこだわり」なのだろうか?

もしそうなのだとしたら、ナイトテーブルとチェアがなければスーツケースを楽々広げられただろうに、実にもったいないこだわりである。

ベッドは日本人好みの堅め。低反発まくらの効果も相まって、睡眠の質は高い。

ベッド周りのコンセントあり

シングルステイが基本となるであろう、この部屋。コンセントは十分過ぎるほどに用意されている。

デスクに2口、ラッグに2口、壁に2口、ベッドに1口、ユニットバスに1口、計8口のコンセントが使える。僕がこれまで宿泊してきたホテルの中でも最多ではないだろうか。

トイレ、風呂の水回り/広くて綺麗

ホテルリソル上野ユニットバス

ユニットバスはスタイリッシュで広く、とても綺麗だ。大きな鏡には、きちんと曇り止め加工がされていた。

部屋と浴室の境に段差がなく、ワンクッション置かなくてもいいのはありがたい。

ホテルリソル上野浴槽

浴槽は広く深く、「湯につかる」という日本人の特性に合わせたものを採用している。

ビジネスホテルでありながら、バスルームの環境はすこぶる良い。

アメニティ/部屋には歯ブラシのみ

ホテルリソル上野アメニティ

ボトルで備え付けのシャンプー類や泡で出るタイプのハンドソープを除けば、部屋にあるのは歯ブラシのみ。

残りはフロントのアメニティボックスからチョイスして持って行くタイプである。

そのアメニティボックスには、ヘアブラシ、シェーバー、シャワーキャップ、ボディスポンジ、綿棒、ドリップコーヒーがあった。

女性用にコットンなどが入ったレディースセットや、クレンジングオイル、乳液、化粧水も用意されている。

男性用も、化粧水にヘアワックスと、その充実ぶりは凄い。

ただ、公式サイトに記載されていたバスソルトは見当たらず。せっかく浴槽が広いのに残念である。

デスク周り・Wi-Fi/パソコン作業に不向き

ホテルリソル上野デスク

デスクは機能面が貧弱な印象だ。パソコンを広げるには不十分な広さであり、とても低い。合わせて椅子も低いため、長時間座ることを前提としていない。

無料のWi-Fiはストレスなく使え、docomoのスマホの電波も良好だ。各種スマホに対応した充電器も備え付けてある。

その他/シューズオフにマグカップ

ホテルリソル上野シューズオフ

ホテルリソル上野では、シューズオフを推奨している。部屋の入り口では、外履きとスリッパの境界線も明確だ。

靴を脱いだ時にホッとする日本人の習性をうまく取り入れているように見えるが、スリッパのサイズが固定なので困る。

恐らく他のホテル同様、25㎝基準のスリッパではなかろうか。特に男性にとってはサイズが小さい。

ホテルリソル上野マグカップ

ラッグの上には、雑貨屋で調達したようなお洒落なマグカップが置かれていた。ケトルも用意されていたが、ミネラルウォーターの用意は無い。

ラッグには他にもドライヤーやセパレートタイプのルームウェアが用意されている。

また、部屋には空気清浄機は設置されておらず、貸し出し品目にも入っていない。ズボンプレッサーは貸し出しで利用できる。

冷蔵庫は2リットルのペットボトルが立てて入るほどの高さがあり、容量が大きい。初めから電源が入っているタイプなのも好感が持てる。

空調は個別に設定するタイプで、冷暖房の切り替えに個人差が出る春や秋は重宝するだろう。

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ホテルリソル上野の朝食

ホテルリソル上野ベーグルサンド

ホテルリソル上野は、朝食もお洒落である。朝から野菜たっぷりのベーグルサンドとコーヒーで、カジュアルさも演出している。

朝食付きプランではない場合、別途700円。ホテルの朝食としては安価な部類ではないだろうか。

内容はメインのサンドから1つ、スイーツサンド、ドリンクの組み合わせだ。

メインのサンドはタンパク質系サンドベジタブルサンドに分かれ、ラインナップは以下の通り。

<タンパク質系サンド>
タンドリーチキンサンド
サーモンクリームチーズサンド
BLTサンド
エビアボカドサンド
<ベジタブルサンド>
ゆずごぼうサンド
バジルポテトサンド

タンパク質系サンドベジタブルサンドからそれぞれ月替わりで1種類ずつ用意されているので、どちらかを選択しよう。

ちなみに、僕が宿泊した時期は、タンパク質系サンドはサーモンクリームチーズサンドベジタブルサンドはバジルポテトサンドだった。

スイーツサンドも3種類がラインナップされ、月替わりで常時1種類が用意されている。

<スイーツサンド>
ブルーベリーバナナサンド
いちごオレオサンド
ヌテラマシュマロサンド

僕の宿泊した時期はブルーベリーバナナサンドだった。

ホテルリソル上野朝食券

ベーグルサンドという特性上、すぐに提供できるように、作り置きで冷蔵保存されている。

そのため、チェックイン時にメインのサンドをタンパク質系サンド/ベジタブルサンドから選択する。

タンパク質系サンドを選んだ場合はPの朝食券ベジタブルサンドを選んだ場合はVの朝食券が渡されるので、翌朝、7時~10時の間に1階のカフェスペースに持参しよう。

そのままカフェスペースで食べる事も可能だが、テイクアウトもできる。部屋でのんびり朝食や、上野公園を散歩がてらベンチで朝食など、自分のスタイルに合わせやすいのも魅力だ。

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わんたびオススメ近隣飲食店

ホテルリソル上野はJR上野駅から徒歩2分の好立地であるがゆえ、近隣には無数の飲食店やコンビニがある。

その中から、わんたびがおすすめする上野ならではの飲食店をいくつか紹介しよう。

「大昌園」ランチのコスパ最強な焼肉店

大昌園焼肉

上野から御徒町にかけては、新大久保に続き都内第二のコリアンタウンと言っても過言ではないほど、韓国料理店や焼肉店が集まっている。

上野駅周辺では、肉の質と価格面から見て最もコスパが良いのが、大昌園ではなかろうか。特にランチのコスパが最強で、高品質な肉を千円前後で楽しむことができる。

おひとり様用のカウンター席を有しているので、出張族でも入りやすい。ホテルからは徒歩3分ほど。アメ横の中にある。

「たいめいけん」駅ナカのオムライス有名店

たいめん軒オムライス

日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」の姉妹店「三代目たいめいけん」が、JR上野駅にある。

たいめいけんはオムライスがとても有名。ソースはデミグラス・ケチャップ・トマトの3種類から選べるので、デミグラスでお洒落に食べたい層にも、昔ながらのケチャップで食べたい層にも、うまくフィットする。

ただ、店舗は改札内にある為、注意しよう。

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ホテルリソル上野の詳細・基本情報とアクセス方法

▶公式サイトはこちら
【住所】東京都台東区上野2-27-2-9
【電話番号】0338449269
【価格帯】(楽天トラベル目安)high:12,000円/low:6,000円
【IN/OUT】15:00/11:00(プランにより異なる)
【駐車場】提携含めて駐車場は無し
【アクセス】
JR各線・上野駅浅草口または入谷口より徒歩2分
東京メトロ各線・上野駅9番出口より徒歩2分
京成上野駅より徒歩5分

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ホテルリソル上野まとめ

使い方を間違えれば良薬も劇薬に変化する。ホテルとて同じことで、どのホテルであっても、利用するシーンによって良し悪しが変わるのは当然だ。

特にホテルリソル上野のように、ビジネスホテルにおけるオーソドックスから抜け出した前衛的なホテルでは、評価の格差も広がるのではないだろうか。

個人的に感じたメリット・デメリットを整理してみた。

・駅からすぐの最高立地
・お洒落で雰囲気抜群
・ベッドの寝心地最高
・広い浴槽
・豊富なアメニティ
・近隣飲食店が豊富
・デスク環境が悪い
・シューズオフにスリッパが対応できていない
・空気清浄機が無い

特にビジネス利用において、デスク環境の悪さは致命的である。その点を除けば、特に大きな不満点もなく、お洒落なホテルステイを堪能できるのではないだろうか。

 

ホテル関東
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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