ディナー予算・3,000~5,000円
混雑・予約推奨
梅田から電車で20分圏内
おすすめ度★★★★☆
サシが適度に入った上質の肉を楽しめる鶴橋の老舗焼肉店「白雲台」は、駅から徒歩0分の場所にある。
「駅ナカ」と間違えるほどの好立地にあり、駅を出て最初に目に入る焼肉店だ。
通常の焼肉店にあるような基本的な焼肉メニューの他、韓国の宮廷料理も数多く取り揃え、人気となっている。
高級な焼肉を2,000円以下で食べられるランチが特に人気で、3階建ての店舗が開店時間からほぼ満席になるぐらいの客数を誇っている。
平日でも同様に行列になっていることが多い。予約をしてから行くのがベストだ。
ただ、予約も1週間ほど前にしなければ、ほぼ断られる。予定が決まったら、なるべく早めに予約するのをおすすめしたい。
「白雲台」のランチは、とにかく待たされるのを覚悟で
3階建てで100席近くある白雲台は、開店時間からほぼ満席で、ランチに訪れた人の行列が絶えない。
ただ、「待たされる」というのは、その行列のことではない。人気店なのだから、入店まで並んで待つのも別に苦ではない。
入店してからが問題だ。
あきらかに従業員が足りていない。仕事量が従業員のキャパを越えてしまっているのだ。
そのため、注文した覚えのないものが運ばれてきたり、後から同じものを注文したテーブルに先に提供されたり、定食を注文した人数とライスの数が合わなかったり、オーダーミスが多い。
さらに、卓上に置かれている従業員呼び出しボタンは、故障しているのではないかと思うくらい、何度押しても従業員が来ない。
しかしながら、接客態度は素晴らしい。「待たせないことも接客のうち」と言われてしまえば何も言い返せないが、丁寧で気の利いた接客には好感が持てる。
僕が訪れた日がたまたま従業員が少なかったのだろうか。その辺りが気にならないのであれば、接客・肉の質ともに最高なので、ぜひともおすすめしたい。
「白雲台」ではわかめスープを楽しむべし
やれ「肉が良質だ」、やれ「肉が高級だ」と言っておきながら、とても申し訳ない。
白雲台では、わかめスープが一番美味しい。もちろん肉もこの上なく美味しいが、わかめスープには勝てまい。
僕は焼肉店の「わかめスープ」が大好物であり、ランチなどのスープがタマゴスープだったりした日には、追加で単品オーダーするほどだ。
白雲台ではランチの時間に訪れたものの、全て単品オーダーしたので、もちろん「わかめスープ」も注文した。
ここ白雲台のわかめスープはどうだろうか。牛脂の上っ面だけの風味ではない。ダシダ特有の化学調味料の味もしない。
贅沢にも牛テールを煮込んだダシを使っているようで、テールスープ特有の甘さとコクがある。味の引締めの塩加減も程よい。
風味付けのごま油が、むしろ爽やかに感じるほどの、牛テールのコクを堪能してほしい。
恐らく、僕の人生史上で最も美味しいわかめスープは、ここ白雲台のわかめスープだ。
白雲台は佐賀牛を中心に黒毛和牛を扱う
細かいサシが特徴の牛肉の最高品種「黒毛和牛」を、ランチでも贅沢に提供する。
せかっくの「舌でとろけるような食感」を味わうためにも、焼き過ぎは厳禁だ。表面を軽く炙る程度が好ましい。
自然な甘さでサッパリ仕上げた特製のタレともよく合うが、サシの入った高級肉は、塩で食べるのもおすすめだ。
濃厚な肉に合うようあっさり仕上げたキムチを乗せて食べるのも良い。適度な甘さと、後追いで辛さがやってくる白雲台自慢のキムチが、ランチメニューには必ず付いてくる。
「白雲台」営業時間とアクセス
大阪府大阪市天王寺区下味原町5−25
各線「鶴橋駅」西口徒歩10秒
月曜日~土曜日・11:30~15:00(L.O14:30)
17:00~22:00(L.O21:30)
日祝 11:30~21:30(L.O21:00)
定休1月1日
白雲台公式サイト
鶴橋「白雲台」で焼肉ランチ・まとめ
高級焼肉と謳う焼肉店の中に、いかにサシの多い肉を出すかに重点を置いているところがある。
サシとは、つまり脂だ。「サシは多ければ多いほど高級」とするならば、高級肉とは「脂のかたまり」ということになる。
いやいや、そうじゃないだろう。「肉」なのだから、ちゃんと肉の味がしなければいけない。
その点、白雲台の肉は、適度に入ったサシで、肉の旨みとのバランスが素晴らしい。
見た目重視のサシだらけで「肉の味がしない肉」ではなく、「肉の味がする肉」をちゃんと厳選している。
でも、一番旨いのはわかめスープだ。←これだけは譲れない(笑)
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