金沢駅から往復交通費・約500円
観光費用・~1,000円
移動含めた所要時間・1~2時間
金沢の観光名所として有名なひがし茶屋街(ひがしちゃやがい)は、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、全国でも希少な茶屋様式の町屋を多く残している。
正式には「東山ひがし」と言う。
近年はインバウンドの増加で、古き良き日本を体験できるひがし茶屋街も、外国人観光客が急増中。
日本人観光客も、特に女性を中心に、多くの人が着物姿で訪れているのだ。
したがって、人気のテーマパークと間違えるほどの人の多さで、ゆっくり観光したい時には向かない。
ゆっくりじっくり見て回りたい時は、浅野川を挟んで反対側にある主計町(かずえまち)がおすすめだ。
個人的にひがし茶屋街は、兼六園や金沢城を観光した帰りに「ついでに寄る」スタイルがベストだと考える。
ついでのスピード観光に最適な情報を、この記事で共有しておこう。
東茶屋街は意外と狭い
ひがし茶屋街は狭い。当記事トップ画像のメインストリートの他に、この画像のような脇道が数本あるだけの、小さい街だ。
15分もあれば全体を見て回れる。
この古い街並みの1階部分は土産物屋や茶屋などになっており、中には一見さんお断りの料亭なども含まれる。
これらをじっくり見て回ると2時間ぐらい潰せてしまうが、軽く見るだけならば金沢駅から移動時間含め、1~2時間もあれば事足りるだろう。
ひがし茶屋街でとりあえず観光っぽい事をしてみる
せっかくひがし茶屋街へ来たのだから、なにか観光地っぽい事がしたい。そんな時はメインストリートの入り口に堂々と佇む「箔一」がおすすめだ。
金沢のあらゆる土産物が集まっているため、買い物も短時間で済ますことができる。
豪華!インパクト特大の金箔ソフト
金沢と言えば金箔が有名だ。
年間を通して湿度が高い金沢は、乾燥を嫌う金箔の製造に向いているのだとか。実際に、国内で流通する金箔の90%以上が金沢で作られる。
そんな「金箔の街」らしく、豪快に金箔を乗せたソフトクリームが、箔一の名物となっている。
金箔自体に味は無いため、ただのバニラ味ソフトクリームなのだが、旅の思い出にはいいだろう。
お値段は店名の「箔一」にちなんで891円。計算が面倒くさいからか、1円おまけで890円がデフォルトのようだ。
1階は飲食スペースが少なく、常に埋まっている。
「箔一」営業時間とアクセス
石川県金沢市東山1丁目15−4
9:00~18:00
定休無し
加賀麩の甘味で休憩するも良し
金沢はお麩の生産でも有名だ。
京都と並び、古くから伝統が受け継がれる金沢のお麩は「加賀麩」と呼ばれ、親しまれてきた。
加賀麩を使った味噌田楽など、お麩の甘味がいただける不むろ茶屋が、ひがし茶屋街メインストリートの奥にある。
散策に疲れたら休憩がてら加賀麩を楽しむのもいいだろう。
ひがし茶屋街の喧騒に疲れたら主計町へ
浅野川を挟み、ひがし茶屋街から対角線上にある主計町も、金沢が誇る三大茶屋街のひとつである。
加賀藩士、富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことから、名付けられた。
人でごった返すひがし茶屋街と異なり、主計町は静かだ。歴史ある街並みをゆっくり散策したい場合は、ひがし茶屋街より主計町のほうがおすすめ。
昼間は茶屋が数件のみしか営業しておらず、静寂を感じる。浅野川の流れの音を聞きながら散策するのも楽しい。
夜になると料亭や酒場などが営業を開始し、「かつての歓楽街」としての賑わいを見せる。
ぜひ、ひがし茶屋街とセットで訪れてみよう。
「ひがし茶屋街」・アクセス
金沢周遊バス「橋場町」停留所下車・徒歩3分
<金沢駅より>
ターミナル7番より右回り(RL)乗車
<近江町市場より>
武蔵ヶ辻停留場より右回り(RL)乗車
<兼六園・金沢城公園より>
兼六園下・金沢城停留場より左周り(LL)乗車
<21世紀美術館より>
広坂停留所より左周り(LL)乗車
<にし茶屋街より>
広小路停留場より左周り(LL)乗車
<長町武家屋敷跡より>
香林坊停留場より右回り(RL)乗車
東山ひがし「ひがし茶屋街」でスピード観光・まとめ
軽く街並みを見て回るだけなら30分、茶屋に入って少しゆっくりするなら1時間。それに往復の30分を足した時間が、ひがし茶屋街観光の所要時間だ。
新幹線の時間まで2時間もあれば、満足のいく観光ができるだろう。
また、夜は料亭などがメインとなるため、昼間とは顔が変わる。もし余裕があるなら、夜の観光も視野に入れておくといいだろう。
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