鍋というのは、どうしても大人数でワイワイ食べるというイメージがあり、ひとり旅を軸にする当ブログでは紹介しにくい。
店側も鍋物は2人前から注文としている場合が多いから、なおさらである。
福岡のもつ鍋のように、「鍋物」が名物の街はとても困るのだ。
以前紹介した博多の「麺もつ屋」はひとり鍋を推奨しているお店なので、とても入りやすい。
今回、ひとりでもつ鍋を楽しめるお店を、また新たに見つけたので紹介しよう。「もつ鍋おおやま」である。
福岡の旅行で誰もが主軸とするであろう、JR博多駅の構内に店舗を構えているので、とても利用しやすい。
さらにランチでもディナーでもひとりもつ鍋が楽しめる、素晴らしいお店だ。
鍋なのでお酒と共に楽しみたいところではあるが、今回は飛行機の時間の関係で、ランチタイムの訪問となった。
「もつ鍋おおやま」外観と雰囲気/駅直結の入りやすい店
JR博多駅直結の飲食店街・博多デイトスに、「もつ鍋おおやま」がある。
それも新幹線改札口すぐの「ほろよい通り」にあり、福岡旅行の締めに訪れるのもいいだろう。
写真からも分かるとおり、近年の駅ナカ店舗のそれのように、小綺麗なお洒落な店舗は、女性でも入りやすい造りだ。
テーブル席も用意されているが、おひとり様用のカウンター席も豊富にある。
カウンター席には一人ひとつずつIHのヒーターが備えられていて、「ひとり鍋」の際に入りやすい。
「もつ鍋おおやま」で実際にもつ鍋を食べた感想/もつ鍋定食は明太子付き
もつ鍋定食には博多名物の辛子明太子も付いてくる。博多名物をひとつのお店で複数いただけるのは嬉しい気遣いだ。
メインのもつ鍋は味噌味・しょうゆ味・水炊き風から選べ、専用IHコンロで煮る、自分専用の小鍋で提供される。今回は味噌味をチョイスしてみた。
直径20cm程度のひとり用の鍋に、もつ・キャベツ・豆腐・ニラ・牛蒡がひしめき合う圧巻のもつ鍋だ。
キャベツの甘味が際立つ濃厚な味噌味のスープは、ニンニクとゴマと味噌のコクで、口に運ぶとまろやかな旨味が広がる。ニンニクが強めに効いていて旨い。
信州味噌と八丁味噌をブレンドしているらしい。
味噌味のスープに浮かぶもつは、脂の甘みがスープのまろやかさと調和して、コクが引き立つ仕上がりだ。
唐辛子の辛みとニラの苦みが程よいアクセントになり、計算し尽されたスープだと感じた。とても旨い。おそらく、何かが欠けると、この味は出ないのではないだろうか。
〆はちゃんぽん麺かご飯から選べるが、博多流でちゃんぽん麺をチョイスした。
もともとスープが旨いので、ちゃんぽん麺を入れて不味くなるわけがない。煮詰まってさらに濃厚になったスープが、太くもちもちしたちゃんぽん麺に絡みつく。
途中で一味を加えると、一味と味噌の風味が鼻から抜け、さらに旨味が増した。
もしかすると鍋の具材たちは、〆のちゃんぽん麺を美味しく食べるための前座なのかもしれない。
「もつ鍋おおやま」その他メニューと価格/公式サイト内にお取り寄せ商品アリ
ランチ
もつ鍋定食…1,280円
(もつ鍋・博多明太子・おきうと・ゆず大根・ご飯またはちゃんぽん麵)
もつ鍋御膳…1,680円
(もつ鍋・馬たたきまたは柔らか牛すもつ・博多明太子・おきうと・ゆず大根・ご飯またはちゃんぽん麵)
牛タン定食…1,660円
(国産牛の厚切り牛タン・ミニサラダ・ご飯・スープ)
ディナー
もつ鍋(一人前)…1,380円
もつ鍋追加単品
もつ…1,180円/ニラ…380円/ゴボウ…380円/キャベツ…380円
野菜盛り合わせ…580円/チャンポン麺…280円/うどん…280円
雑炊セット…460円/めし…260円/もち…280円/とうふ…300円
「もつ鍋おおやま」のもつ鍋は、公式サイトでお取り寄せもできる。
▶公式サイトはこちら
※当記事内の価格は全て税抜き
「もつ鍋おおやま」基本情報、営業時間とアクセス/土日もランチ可能
【住所】福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス1F
【電話番号】092-475-8266
【営業時間】11:00~24:00(ランチは15:00まで)
【定休日】無し
【キャッシュレス】クレジットカード/アリペイ/ウィチャットペイ
【アクセス】JR博多駅直結
▶公式サイトはこちら
立地:評価5/駅直結で悪天候時も便利。
コスパ:評価4/ランチは特にコスパ良し。
清潔度:評価5/清潔に保たれたお洒落な空間。
接客:評価5/とても丁寧で好感がもてる。
入りやすさ:評価5/ひとりでも入りやすい。
福岡もつ鍋「おおやま」でランチひとり鍋まとめ
「もつ鍋おおやま」のもつ鍋は、かなりの量のニンニクが使われている。特にランチともなれば、ニンニクを気にする人も多いだろう。
3種類の味の中で、水炊き風のみニンニクを使用していない。気になる人は水炊き風をチョイスしよう。ただ、スープのコクのかなりの部分をニンニクに頼っている感があるので、食べた印象はだいぶ変わるはずだ。
しかし、もつの旨味とキャベツの甘さが際立つスープになることは間違いないので、ぜひ〆のちゃんぽん麺まで堪能してほしい。
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