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【金沢】兼六園とセットで行け!金沢城はコロコロ顔を変える珍しい城

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金沢城公園

金沢城観光目安
金沢駅から往復交通費・約500円
観光費用・~1,000円
移動含めた所要時間・2~3時間

金沢城は変わった城である。

犀川と浅野川とに挟まれた小立野台地の先端に築かれた金沢城は、江戸時代、加賀藩主前田氏の居城であった。

大阪城にしろ姫路城にしろ、熊本城だって、有名な城には立派な天守閣がある。むしろその天守閣こそが「城の顔」として存在しているのだ。

ところが、金沢城には天守閣が存在しない。いや、仙台城だって天守閣が無いではないか。天守閣が存在しない城なんて決して珍しいわけではない。

しかしながら、金沢城にはかつて、天守閣が存在していた。1602年の落雷により、天守閣を損失したのだ。その後も火災等により、城内の様々な建物を失ってきた金沢城だが、近年、急ピッチで復元されている。

ならば、いずれ天守閣も復元されるのでは?と思いたいところではあるが、それは無い。なぜなら、天守閣を落雷で失ったあとの金沢城を復元しているからだ。

どうせ復元するなら天守閣を復元したほうが、観光地としては正解であろう。それなのにも関わらず、あえて復元の対象から天守閣を外している事が、「変わった城」であると僕が思う理由だ。

金沢へ出向いた際には、ぜひ兼六園とセットで金沢城を観光してほしい。隣同士ならんでいる為、行きやすいにはもちろん、セット料金もあってお得だ。

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観光の前に金沢城の歴史

正直、僕は城にこれっぽっちの興味もない。したがって、城に関する知識は当然皆無である。
今回は、「金沢に行ったのに?」と疑問を持たれぬよう、なかば義務感で金沢城を勉強した。

もとは寺だった金沢城

金沢城は、かつて寺だった。

浄土真宗の寺院として、一向一揆の拠点だった金沢城は、後に信長が一揆を攻め落としたことから、城として使われるようになった

信長に城主として金沢城を与えられていた佐久間盛政が、賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、城が空いた。秀吉は金沢城を前田利家に与え、以後、前田家が城主となる。

明治以降は軍事施設

江戸時代、100万石以上の石高を有していた加賀藩の城だった金沢城は、明治になると存城処分により陸軍省の持ち物となった。

第二次大戦中も陸軍第9師団司令部が置かれるなどし、大事な軍事拠点だったのだ。

戦後はキャンパスに

金沢城は戦後、金沢大学のキャンパスとして使われていた。1995年に金沢大学が移出した事により、金沢城の復元が始まり、2001年に観光名所・金沢城公園として一般公開となった。

意外にも観光地化されたのが最近の話であり驚きなのだが、その歴史のほうが特異ではなかろうか。寺が城になり、城になったかと思えば軍事拠点。あげくの果てにはキャンパスとして使われ、再び城として観光地化される。

こんなにもコロコロと顔を変える城を僕は知らない。(城に詳しくないからである)

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金沢城観光のススメ

金沢の観光名所といえば、兼六園と金沢城だ。

兼六園+1利用券を使うべし

金沢城石川門

金沢城には門(入口)が多数ある。なかでも石川門は、兼六園と向かい合わせになっており、観光に便利である。

金沢城で唯一の有料施設である菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門(名前は4つにわかれているが、1施設として繋がっている)と兼六園の入園がセットになった「兼六園+1利用券」が販売されているので、ぜひ利用してほしい。

兼六園+1利用券は、兼六園と文化施設1施設の利用券がセットになっている。この「文化施設」の中に菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門が組み込まれて、500円だ。

通常、兼六園と菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門合わせて620円必要なので、缶コーヒー1本分お得になる。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は有料

金沢城の復元にあたっては、当時のままの復元にこだわった。

近代、城の復元としては、鉄筋コンクリート造りで、外観のみを城風にする「レプリカ城」が主流だが、金沢城は当時のまま木造で復元されている。

釘を1本も打たずに復元された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は、戦後最大の木造建築として鎮座しているから驚きだ。

そんなにこだわったならば、そりゃ有料にもなるわな!と前置きをし、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門に入館したのは午後3時過ぎだった。

なにもかもが当時のまま

僕は昭和生まれだ。加賀藩が100万石を有して、前田家が江戸時代最大の藩主だった頃、僕はまだ母親のお腹の中にすら存在していなかった。

当然ではあるが、母親もまだ、祖母のお腹に存在していなかった。

「きっちり復元されていますから、なにもかもが当時のままです」と受付けの人に説明されたところで、その「当時」を知らない僕は、受付けの人の言葉を素直に信じる以外に道はない。

金沢城階段

なるほど。館内の階段は全て急で、当時の城内の階段がどんなに登り降りしにくいか、身をもって体験できる。ほぼ崖状態の為、登りはしんどく下りは怖い。

金沢城コンセント

なにもかもが当時のままなので、コンセントもあった。電力が重要なのは、今も昔も変わらないのである。

金沢城俯瞰

菱櫓からは金沢城公園を一望できる。当時も見張りに使われていたぐらいなので、見晴らしはとても良し。

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金沢城・アクセス

バス停「兼六園下・金沢城」下車すぐ

<金沢駅より>
ターミナル7番より右回り(RL)、左回り(LL)、シャトル(S)乗車
<近江町市場より>
武蔵ヶ辻停留場より左回り(LL)、シャトル(S)乗車
<ひがし茶屋街より>
橋場町停留場より右回り(RL)乗車
<21世紀美術館より>
徒歩すぐ
<にし茶屋街より>
広小路停留場より左周り(LL)乗車
<長町武家屋敷跡より>
香林坊停留場よりシャトル(S)乗車

金沢駅よりタクシー
約10分


・北陸自動車道 金沢西ICから約30分
・北陸自動車道 金沢東ICから約30分
・北陸自動車道 金沢森本ICから約20分

駐車場
約550台・7時30分~22時
最初の1時間350円 超過30分毎150円
22:00〜翌8:00(1泊)1,030円

金沢城・データ
年中無休

3月1日~10月15日  7:00~18:00 (退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00 (退園時間)

早朝無料開放
3月1日~3月31日 5:00~
4月1日~8月31日 4:00~
9月1日~10月31日 5:00~
11月1日~2月末日 6:00~
(通常開園の15分前に退園)

金沢城公園内各施設営業時間
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
9:00~16:30 (最終入館16:00)
河北門 (無料)
9:00~16:30 (最終入館16:00)
玉泉庵(呈茶営業)
9:00~16:30 (最終受付16:00)
※ 12月29日~1月3日は休み。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門のみ有料
・大人(18歳以上) 310円
・小人(6歳~18歳未満) 100円

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金沢城はコロコロ顔を変える珍しい城だった・まとめ

何度も言うが、僕は城にこれっぽっちの興味も無ければ、知識もない。城を観光するにあたっての押さえどころもわかってないのだ。

従って、この記事は前半はネットで得た知識でごまかしているし、後半は笑いでごまかしている。

全都道府県を旅しようと目論んでいる当ブログ、これからは城の観光は極力控えたいと切に思った。

しかしながら、城マニアの友人によると、
「金沢城はぜひ3回は訪れたい城」だそうだ。定食で言う所の味噌汁のような城らしい。なんのこっちゃ分からないけれども、ぜひ兼六園と一緒に楽しんでいただきたい。

金沢市観光
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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