市場の楽しみと言えば海鮮である。
土産として送るも良し、その場で食べるも良し、練り歩くだけでもワクワクしてくるから不思議だ。
札幌中央卸売市場では海鮮を扱うさまざまな店が立ち並ぶが、その中でもとりわけ有名で、市場のランドマークとなっている「北のグルメ亭」の海鮮丼が旨い。
ここ「北のグルメ亭」では、新鮮な鮮魚を購入することもできれば、併設されている食事処の利用も可能だ。驚くことに、購入した鮮魚を食事処で捌いてもらい、食べることもできる。カニを購入し、好みの調理法で調理してもらうのも楽しい。
また、北のグルメ亭では観光客にうれしいサービスがたくさんある。
②札幌駅から送迎あり(一人でもOK)
③海鮮を購入すると、飲食スペースでカニ汁サービス
土産の海鮮を買う予定ならば、食う前に買え!カニ汁がつくぞ!
という事だけは覚えておこう。
北のグルメ亭の外観と雰囲気/市場ならではの朝食を
北のグルメ亭は、札幌中央卸売市場の入り口にあり、大変分かりやすい。駅からもすぐなので、迷う事はないだろう。
旅行会社などと提携しており、お昼時は観光バスでやってくる団体客も多い。11時までの空いている時間に朝食利用するのがおすすめだ。
店内へは、海産物を販売する物販スペースの奥から入る。
所狭しとテーブルが並べられ、まるで社員食堂のような雰囲気だ。従業員も社員食堂のおばちゃんのような感じで、良くもないが悪くもない。
北のグルメ亭で実際に海鮮丼を食べた感想/コスパ良し
ガイドブックやネットなどでも紹介され、ツアーの中にまで組み込まれる。そんな、観光客が多く訪れる店はハズレが多い。
不愛想な店員が当たり障りのない品質のものを出し、観光地価格。
ここ「北のグルメ亭」も観光客が多く訪れる、市場の宣伝塔のようなお店だ。いつものように残念な結果になると予想して入ってみたら、良い意味で期待を大きく裏切られる結果となった。
まず、メニューが端的でわかりやすい。
「うにイクラ丼」や「ボタン海老と貝の丼」など、乗っているものが一目瞭然だ。
観光地にありがちな地域名や武将の名前を冠した分かりにくいメニューはない。
ただ1点だけ「海鮮丼」という、他のメニューと比べて端的さにかける丼があったので注文してみた。
イクラやウニ、マグロにイカと、10種類ものネタが乗った「海鮮丼」は、まず見た目が豪華。
さすがに10種類ものネタをメニューに組み込ませるのは不可能なので、「海鮮丼」としたのだろう。
刺身はどれも厚切りの肉厚で、濃厚な甘みがギュっと詰まった質の高いもの。特にウニはミョウバンの臭みもなく、新鮮な甘さだけが香る贅沢品だ。
ただ丼に使われているご飯は、酢飯ではない。個人的には丼のご飯が酢飯の場合はわさび醤油を上から豪快にかけ、食べる。白飯の場合はかけずに、ネタに都度つけて食べるのが好きである(←どうでもいい情報)
海鮮丼は3,270円と少々値段は張るが、ボリュームや質を考えるとコスパはいいほうではないだろうか。
北のグルメ亭のその他メニューと価格
うにいくら丼…3,490円/ぼたん海老と貝の丼…2,060円
たらば毛蟹いくら丼…1,620円/うに丼…4,950円
四大かに丼…1,510円/いくら丼…2,170円
エビかにサーモン丼…1,730円/時鮭の親子丼…1,950円
ミニいくら丼と鮭ハラス焼き…1,840円
トロ3色丼…3,490円/トロ5食丼…2,720円
赤身3色丼…3,490円
※当記事内の価格は全て税込
北のグルメ亭の基本情報、営業時間とアクセス
【住所】北海道札幌市中央区北11条西22丁目1
【電話番号】011-621-3545
【営業時間】7:00~14:30
【定休日】無し
【キャッシュレス】VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners
【アクセス】地下鉄 二十四軒駅 5番出口徒歩5分
▶公式サイトはこちら
迎時間 6:30~12:30の間で毎時30分
送時間 8:00~14:00の間で毎時00分
「北のグルメ亭」で札幌市中央卸売市場ならではの人気海鮮丼を まとめ
北海道に訪れたら、どこかしらで海鮮丼を食べることは必至である。
玄関口である新千歳空港にも海鮮丼を楽しめる店がいくつかあるが、「北のグルメ亭」と比べると品質に雲泥の差がある。
全国的に見ても珍しい「観光客ナイズされているのに、質と価格は市場相場を保ったまま」という不思議な雰囲気も込みで、海鮮丼を楽しんでみてほしい。
立地:★★☆☆☆/札幌駅から電車移動
コスパ:★★★★★/とても良い。最高
清潔度:★★★☆☆/市場の雑多感はあり
接客:★★★★☆/とてもフレンドリー
入りやすさ:★★★★★/賑やかで入りやすい
コメント