食い倒れ大阪を語る上で名物と言えば、お好み焼きは外せない。
お好み焼きはたこ焼きに比べて、手軽さにかける。その点が名物としての順位を落としているとおもわれるが、実際はそんなことはない。驚くほどに旨いのだ。
ちなみに、大阪たこ焼きで僕が一番旨いと思うのは「蛸屋」だ。
さて、お好み焼きは普通、豚やイカやエビなどを入れて焼くのが定番だが、梅田にある京ちゃばなでは、なんとトマトを使ったお好み焼きが大人気だと言うのだ。
それも糖度7以上という「甘め」の国産トマトを使うというから驚きだ。
鰹だしが効いたお好み焼き生地に、はたして甘いトマトは合うのだろうか。
実際にお邪魔して食べてきたところ、僕がこれまでに食べたお好み焼きの中でもかなり上位に入る美味しさだった。おそらくBEST3に入るのではないだろうか。
そんな「京ちゃばな」のトマトのお好み焼きを紹介しようと思う。
京ちゃばなは阪急うめだ本店がおすすめ
京ちゃばなは大阪を中心に多店舗展開をしているチェーン店だ。普段はチェーン店に入らない僕も、この日ばかりは方針を変えて阪急うめだ本店12Fの「京ちゃばな~大地の恵み~」にお邪魔してみた。
こんなお洒落な名前のお店にオッサンひとりで入るのはすごく抵抗があったが、JR大阪駅の目の前という好立地に負けて入店。
聞いたところ、メニューは全店舗共通ではなく、店舗独自のものもあるそうだ。そして、この店舗ではランチをおこなっているのだそう。
ランチメニューにも人気の「トマトのお好み焼き」が含まれているので、前菜とドリンクが付いて少しお得に食べることができる。
トマトのお好み焼きは店員さんがソースをかける実演付き
さて、トマトのお好み焼きだが、運んでくれた店員さんがテーブルでソースをかけて完成する。
カレーのルーを入れる魔法のランプ型の器に入ったゴロゴロしたトマトとソースを、熱した鉄板にジュワ~っとかけるので、食欲が膨らむ。
ふわっと焼き上げた生地は、かつおの風味がすごい。ソースはトマトの甘さのおかげで、まるでデミグラスソースのようだ。
コテコテの大阪らしいお好み焼きを望んでいる人には向かないかもしれない。
一言で言うと、「洋風のお好み焼き」といったところだろうか。若い女性が好みそうな味である。
どうりで、さっきから周りの客が若い女性ばかりで、僕が浮いていたわけだ。
メニューには洋風なお好み焼きに合うワインも豊富
他のメニューもアボカドを使った焼きそばや、バター風味の焼き枝豆など、全てが洋風テイストな斬新なものとなっている。
それらに合うように、ワインも豊富に揃えられていて、ワイン方手にお好み焼きという新ジャンルを創造した、唯一無二のお店だ。
京ちゃばな・阪急うめだ本店~大地の恵み~アクセス
大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店12F
地下鉄梅田駅直結・JR大阪駅徒歩2分
京ちゃばな公式サイト
月~日、祝日、祝前日: 11:00~22:00
梅田の京ちゃばな「トマトのお好み焼き」・まとめ
初めはトマトとお好み焼きと聞いて、絶対に美味しいわけがないと、食わず嫌いを発揮していた。
農林水産省総合食料局長賞を受賞したというトマトのお好み焼きは、確かに美味しい。僕も大阪で30店以上のお好み焼きを食べてきたが、その中でもBEST3に入るぐらいの美味しさだ。
ただ、よく知っている普通のお好み焼きが食べたくて来店すると、ガッカリするのではないだろうか?
だって、これはもはや「お好み焼き」の名を借りたイタリアンなのだから。
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