京葉線・稲毛海岸駅から歩いて2分と、最高のロケーションにあるテトランゼ幕張稲毛海岸ホテル。
ターミナル駅である千葉駅からのアクセスは悪い。そもそも京葉線は千葉駅に接続していない為、幕張新都心の海浜幕張駅や、東京ディズニーリゾートの舞浜駅を利用する場合に重宝するホテルである。
駅前であるにも関わらず、1泊4,000円程度で宿泊でき、部屋も十分な広さがある。周辺にコンビニや飲食店も多く、不便に感じることはないだろう。
ただ、価格の安さには理由があり、テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルはとにかく古い。外観もロビーもエレベーターも部屋も、全てが昭和の時代で止まっているかのような、どこか懐かしさのあるホテルだ。
今回はテトランゼ幕張稲毛海岸ホテルの宿泊レポートに加え、朝食もレビューしていく。
<宿泊日>2020年4月
<部屋タイプ>シングル
<価格>4,273円(楽天価格)
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルの外観と雰囲気
JR京葉線・稲毛海岸駅南口から徒歩2分、イオンの裏側にテトランゼ幕張稲毛海岸ホテルはある。
外観はよくある昔ながらのビジネスホテルで、近代的な感じではない。
フロントも昔ながらのいで立ちで、窓口も狭い。フロントマン2人が立てるぐらいの尺で、朝のチェックアウト時は多少のもたつきも否めない。
エレベーターは2機。挙動は遅いが、ストレスは感じず。
客室へ続く廊下の壁紙が剥がれていたり、施設の老朽化はマイナスポイントだ。
駅前ということで、徒歩1分以内にコンビニ数件、飲食店も多い。イオンやマリンピアなどの大型スーパーも徒歩1分圏内で、周辺環境はとても便利である。
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルで実際に宿泊した部屋
部屋は古いが、問題なく利用できる。広さも十分で、スーツケースは楽々広げられる程度だ。
写真を掲載する都合上、カメラの設定で明るく写しているが、実際の部屋は暗い。あきらかに照明が足りていない感じで、長時間のパソコン作業などには不向きかもしれない。
ベッド周りのコンセント/見当たらず不便
コンセントはデスクに2口のみ。ベッド周りにも浴室にも無い。ベッドでスマホの充電ができないのは不便だが、フロントで延長コードを貸し出ししているので、利用も視野にいれたい。
トイレ、風呂の水回り/年季の入った古さ
ユニットバスの扉を開けると、まずびっくりするのが、学校のトイレの床と間違えるような、昭和感丸出しのタイルである。
綺麗に清掃はしてあるが、素足で踏むのを躊躇してしまう浴室となっている。
便器も古く、古民家のトイレに似ている。すべて英語で書かれている、おそらく海外製のウォシュレットが付属。結局使い方が分からずじまいだった。
洗面台にはハンドソープとシャンプー類がボトルで置かれている。洗面台とシャワーは温冷を手動で調節するタイプのもので、使い勝手は悪い。
浴槽は深さのあるタイプで、お湯を張って浸かるのに便利だ。
アメニティ/必要最低限
部屋には歯ブラシ、シェイバー、ヘアブラシのみ。スポンジやシャワーキャップなどはフロントに用意されている。
さらにフロントで化粧水や乳液が入手できる点は、とくに女性はありがたいだろう。
スリッパは使い捨てではなく、誰が使ったのか分からない普通のスリッパが用意されているので、気になる人は持参しよう。
デスク周り・Wi-Fi/電波の入りはとても良い
docomoのスマートフォンの電波は極めて良好。無料で使えるホテルのWi-Fiも、速度も速く、不満は無い。有線LANの差し込みもあるので、ビジネス利用に重宝する。
デスクの広さもパソコンを広げても余るほどに広く、便利だ。
その他/備品はほとんどが貸し出し
部屋にはケトル、ドライヤー、冷蔵庫のみの設備と、とてもシンプル。
冷蔵庫は電源を自分で入れてから使うタイプで、ドライヤーはなぜかクローゼットにしまわれている。
携帯電話充電器、加湿器、空気清浄機、アイロンはフロント貸し出しだ。
空調は温度調節のみできるタイプで、冷房・暖房の切り替えはできない。
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルの朝食
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルの朝食は、ホテル1階のレストラン「ビーンズガーデンカフェ」でいただく。
メニューはシンプルに3種類のみ。和食プレートと洋食プレート(税込1,100円)、SPフレンチトースト(税込1,200円)だ。
どのメニューでもドリンクはドリンクバーで飲み放題となる。
ビュッフェ台もあり、和食プレートを選ぶとご飯・味噌汁・お新香・納豆・生卵がお替わり自由だ。洋食プレートではパンとスープがお替わり自由となっている。
今回は和食プレートを注文してみた。
レストラン店内はサービス悪し
店内は広々とした白基調の客席で、過ごしやすい。
和食プレートで生卵が用意されているにも関わらず、卓上にもビュッフェコーナーにも醤油ははなく、塩のみが置かれている。
従業員も必要な時以外は奥に引っ込んでいるスタイルで、醤油を貰うだけなのにいろいろとめんどくさい。
ビュッフェコーナーではお新香があるのに、それを盛り付ける皿が用意されていなかったり、不備が多いように感じる。
和食プレートは作り置き?
さて、和食プレートには、日替わりの焼き魚と小鉢が3品付く。
注文してからわずか3分程で提供されたので、注文が入ってから焼いているわけではないようだ。
メインの焼き魚も小鉢も、感動するほど美味しいわけでもなく、かといって不味いわけでもない。
ホテルの朝食としては安い部類で、よくある朝食クオリティなので、これと言った不満はないが、これと言った特徴もない。
朝食のついでにドリンクバーのコーヒーでも飲んでゆっくりしたい。そんな時に利用すると良いだろう。
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルの詳細・基本情報とアクセス方法
▶公式サイトはこちら
【住所】千葉県千葉市美浜区高洲3丁目20−40
【電話番号】043-277-9330
【価格帯】low4,000円high6,000円(楽天トラベル目安)
【IN/OUT】15:00/11:00(プランにより異なる)
【駐車場】予約制
【アクセス】
電車・JR京葉線稲毛海岸駅徒歩2分
車・幕張ランプもしくは湾岸習志野ランプより10分
テトランゼ幕張稲毛海岸ホテルまとめ
建物から設備に至るまで、全てが古いテトランゼ幕張稲毛海岸ホテル。特にユニットバスの古さは、敏感な人には正直辛いかもしれない。
清掃が行き届いていないわけではなく、清掃では落とせない、老朽化が原因の汚れが目立つのだ。
その辺りが気にならないようなら、部屋はある程度の広さがあり、駅からも近いので問題はないだろう。
周辺には飲食店やコンビニも多く、寝る為だけに利用するならば、価格も安くて使い勝手の良いホテルである。
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