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【梅小路京都西】朝食は中央市場「割烹マキノ」の中とろ定食がおすすめ

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割烹マキノの中とろ定食

JR京都駅より嵯峨野線で一駅、梅小路京都西駅と隣の丹波口駅の間には、「京都市中央市場」が広がっている。

鮮魚に京野菜など、京都において必要不可欠なものばかりを卸す、卸売市場だ。

一般人は一部店舗での買い物ができる他、飲食店の利用も可能となっている。

ホテルの朝食もいいが、市場ならではの新鮮な食材が楽しめる「市場めし」も旅の醍醐味。

今回は市場で働く人々が通うという「割烹マキノ」へお邪魔してきた。「割烹」と銘打ってはいるが、昔ながらの庶民的な定食屋である。

小綺麗なチェーン店に慣れ親しんできた層にとっては、なかなか躊躇してしまう雑多感ではあるが、味は折り紙つきだ。

もとい、市場で働く目利きのプロが通うという時点で、すでに料理の味や質は保証されている。

今回は「中とろ定食」に舌鼓を打ってきたので、レポしていこう。

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割烹マキノの外観と雰囲気/昭和感漂う年季の入った佇まい

割烹マキノ外観

最寄となる梅小路京都西駅と丹波口駅の間は、歩いても10分もかからない。

すなわち、そのふたつの駅間にある京都市中央市場も、端から端まで歩いても10分もかからないと言うことだ。

丹波口駅側には市バス32・43・73・75・80号系統の「京都リサーチパーク前」停留所が、梅小路京都西駅側には市バス33・205・208号系統の「七条千本」停留所がある。

バスの1日乗車券を駆使するなら、バス移動も視野に入れよう。

卸売市場のため、一般向けの駐車場は無い。必ず公共交通機関で。
さて、割烹マキノは市場内の関連事業11号棟と呼ばれる建物にある。この関連事業11号棟には、一般人が買い物できる店が数店舗入っているので、朝食の前後に買い物するのも楽しい。

写真で分かる通り、「割烹マキノ」の外観は、全く割烹感がない。昭和感丸出しの暖簾をくぐると、店内も昭和感丸出しだった。

4人掛けで白いレースのようなテーブルクロスが敷かれたテーブルが4席。市場関係者が多いため、込み合う時間帯は当然相席となる。

年配の夫婦で切り盛りしていて、厨房は大将、ホールは女将が担当するらしい。若い時は凄く美人であったことが想像できる女将は、物腰が柔らかな人柄で、アットホームな接客が得意だ。

基本的に昔ながらの定食屋なので、ファミレスのような小綺麗な店内ではない。掃除はしているのだろうが、やはり古さは目だってしまう。

とは言いつつも、全国津々浦々、市場内の食堂は皆こんなもんだろう。

ただし、どうしても気になった点がひとつ。テーブルに置かれたお茶の入ったポットである。

長年のお茶の着色だとは思うのだが、注ぎ口が残念すぎて、とてもそのお茶を飲む気にはなれなかった。ミネラルウォーターなどを持参すべし。

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割烹マキノで実際に中とろ定食を食べた感想/レベル高し

割烹マキノの中とろ定食

割烹マキノで中とろ定食(1,150円)を食べてきた。

朝食としては少しお高いかもしれないが、市場クオリティの分厚い新鮮な中とろが惜しげもなく10切れ程。

「え?これ中とろ?」と思ってしまう店も多い中、割烹マキノでは逆の意味で「え?これ中とろ?」と思ってしまった。

サシの入り方、脂の乗り方は、まるで大とろかのよう。それでいて脂はしつこくもなく、甘みも強い。

これまで食べてきた中とろの中でも、トップクラスに入るであろう質とボリュームだ。

たまり醤油をつけてご飯に乗せれば、まぐろの脂がご飯に溶け出し、最高のひと口が出来上がる。

ちなみにご飯は大中小を選べる(同価格)。中盛で他の大盛ぐらいの量があるので、気を付けよう。

添えてあるワサビが練りではなくおろしだったのも、割烹マキノの本気を見た。

定食はには小鉢、漬け物、味噌汁が付いてくる。極めてオーソドックスなラインナップだ。

小鉢は毎日内容が変わるらしく、この日はタコときゅうりの酢の物だった。まろやかな酸味が心地よく鼻に抜け、当たり前だがきゅうりもしっかり塩もみされていた。小鉢ですら手を抜かない姿勢には好感がもてる。

味噌汁は豆腐とわかめのスタンダードなものだが、京都らしくダシの効いた、香りも楽しめる1杯だ。具材もたくさん入っていた。

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割烹マキノのその他メニューと価格

中とろ定食…1,150円
盛り合わせ定食…1,050円
紋甲イカ定食…1,000円
鯖煮定食…750円
鯖塩焼き定食…750円
鮭塩焼き定食…750円
朝の定食(焼物、出汁巻き、小鉢)…750円
うなぎ丼…750円

※当記事内の価格は全て税込

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割烹マキノの基本情報、営業時間とアクセス

【住所】京都府京都市下京区朱雀分木町80
【電話番号】0753127924
【営業時間】7:00~12:00
【定休日】日曜日、第二第四水曜日
【キャッシュレス】不可
【アクセス】JR嵯峨野線「梅小路京都西駅」または「丹波口駅」より徒歩5分

超個人的5段階評価
立地:★★★★☆/最寄駅からは近い
コスパ:★★★★★/最強レベル
清潔度:★★☆☆☆/市場特有の雑多感あり
接客:★★★★☆/丁寧ではないが親しみやすい
入りやすさ:★☆☆☆☆/初めてだと入りにくい
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朝食は京都市中央市場「割烹マキノ」の中とろ定食まとめ

他で食べたら軽く2,000円は取られるであろう、肉厚で質の良い中とろが市場価格で食べられる。

朝食としては少し値が張るが、安いビジネスホテルでも朝食に同等の金額を取ることを考えれば、とてもコスパに優れているのではないだろうか。

ターミナル駅である京都駅からは電車移動が必要だが、最寄り駅からは近い。市場の風情も楽しみつつ、豪華な海鮮朝食が味わえる。

営業時間は午前中のみなので、ぜひ早起きして試してみてはいかがだろうか。

京都市グルメ
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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