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【海田市】広島の隠れた名店「いまだ」のお好み焼きが最高すぎた

この記事は約5分で読めます。

いまだのお好み焼き

え?ここのお店、紹介しちゃっていいの?

よく「本当は教えたくない」などと枕詞を携えた、飲食店の紹介記事や動画を目にするが、このお店は「“本当に”本当は教えたくない」お好み焼き屋だ。

住宅街にひっそりと佇む「いまだ」は、食レポのブログ記事やYouTube動画など皆無。ブロガーにもユーチューバーにも“いまだ”知られていない、隠れた名店である。

したがって、情報があまりにも少なく、入りにくさを感じる人も多いことだろう。

2階に住居を構えた、昔ながらの「THE・昭和」な雰囲気なので、なおさらだ。

いまだの特徴をまとめるならば、

  • 女将が1人で切り盛り
  • カウンター7席のこじんまり店舗
  • 1度食べたらリーピート必至な旨さ
  • 肉玉そば600円と安価

の4つ。JR広島駅より電車移動は必要だが、その価値は大いにある。

「ぜひ、いまだのお好み焼きの味を体験してほしい」

しかし、

「繁盛しすぎて僕が気楽に通えなくなるのは嫌だ(広島に住んでいないのにw)」

という、相反する思いに悩むこと数時間…(短かw)

断腸の思いで記事にすることを決意した。

ま、このブログ、そんなに影響力ないしね…。

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いまだの外観と雰囲気

いまだ外観

JR広島駅から快速で1駅、海田市駅より徒歩6分の住宅街に佇む、昔ながらの建物。

訪れた当日は天候の関係で外観を撮影できなかったため、別日の営業時間外に撮影してきた。

なので、暖簾はしまわれている。この暖簾が、広島のお好み焼き屋でよく見る「オタフク」マークは入っておらず、ただ「お焼」と書かれているだけ。

地元民にとって、「オタフク」マークの無い店は入りづらいのだとか。

店内は鉄板を囲うようにL字型に7席。奥に小上がりもあるようだが、使われていない様子だった。

「いまだ」は上品な女将がたった1人で切り盛りする、「超」が付くほどの個人店。

実家に帰ってきた時のようなアットホームな雰囲気で、最高に旨いお好み焼きが楽しめる。

女将は長らくパン屋を営んでいたが、20数年前、心機一転、「いまだ」を開業したのだとか。
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いまだで実際に肉玉そばダブルを食べた感想

いまだの肉玉そばダブル

広島のお好み焼きは、重ね焼きである。ソバかうどんが入るのが特徴だ。

大阪のそれのように生地と具材を混ぜ合わせるタイプではないので、返しの作業でバラバラになってしまいそうなもんだが、そこはプロ。綺麗に焼いてくれる。

今回は、広島お好み焼きのド定番の肉玉を、ソバの量2玉のダブルで注文した。

「いまだ」のお好み焼きは、大量のキャベツともやしに生地を被せ、蓋代わりに蒸し焼きにする。その間、なんと10分以上。じっくり、ゆっくり火を通していくのだ。

麺は、広島お好み焼きで主流の磯野製麺。お湯で茹でてから鉄板に広げて焼いていく。

卵は二卵性。鉄板に割り入れると、コテの先で黄身を1回だけ崩し、すぐに本体を重ねた。

そして、オタフクマークの入っていない寸胴のソースを濡れば、完成である。

コテで押さえない蒸し焼きスタイルなので、全体的にふわっとした食感を楽しむことができる。

僕が広島の他の店でこれまで食べてきたお好み焼きは、野菜の食感は少なく、麺はバリバリに焼かれ、ソースの味が前面に出たものばかり。

「いまだ」のお好み焼きは、そのどれにも該当しない個性を持っている。

まず、コテを入れてみると、とても滑らかにスーっと切れていく。これは、麺がバリバリになっていない証拠だ。

ソース
甘み少なめの辛口タイプ。ほどよい酸味

たまご
半熟とろとろ状態に仕上がっている

野菜
多めのもやしがほどよい食感を演出。キャベツの甘みも

豚肉
ジューシーに焼かれており、脂の甘みが野菜に染みている

そして特筆すべきなのが、麺である。

茹でた後に鉄板に広げ、水分を飛ばしながら表面だけラードでパリパリに焼く。

反面、中は弾力のあるもちもち食感に仕上げ、食感のコントラストを楽しめる仕様となっている。

つまり、ひと口ほおばれば、

  • たまごの「とろっ!」
  • 野菜の「シャキッ!」
  • 豚肉の「ジュワっ!」
  • 麺の「パリッ!」「もちっ!」

が一気に押し寄せ、頭の処理が追いつかなくなるほどだ。

そして、焼きの途中で何度か注入していた白濁した液体(隠し味のダシ?)のおかげか、全体的にまとまりのある旨味の強いお好み焼きに仕上がっていた。

ソースの味のみで楽しむお好み焼きとは一線を画す、オリジナリティ溢れる、唯一無二のお好み焼きではないだろうか。

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いまだのその他メニューと価格

<お好み焼き>
肉玉…550円/肉玉そば・うどん…600円
肉玉そば・うどんダブル…700円
ねぎ焼き…600円

トッピング(もち・チーズ・イカ天・生イカ・ねぎ)・・・各100円

<焼きそば・その他>
焼きそば・うどん…600円/とん平焼…600円
すじポン…400円/牛バラ…700円
イカゲソ…550円/チャンジャキムチ…300円

※当記事内の価格は全て税込

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いまだの基本情報、営業時間とアクセス

【住所】広島県広島市安芸区船越南3丁目25−20
【電話番号】0828228188
【営業時間】11:00~14:00/17:00~21:00
【定休日】不定休
【キャッシュレス】不可
【アクセス】JR海田市駅南口徒歩6分

超個人的5段階評価
立地:★★★★☆/駅から近い
コスパ:★★★★★/安くて旨い
清潔度:★★★★☆/個人店ならではの雑多感
接客:★★★★★/とても親しみやすい
入りやすさ:★★☆☆☆/情報の少なさ
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広島の隠れた名店「いまだ」のお好み焼きが最高すぎた まとめ

JR海田市駅前は、住宅地だ。観光地でもなければオフィス街でもない。そこに住まない人にとっては、電車を降りる目的が無いのだ。

しかし、この記事を読んだあなたには、JR海田市駅で電車を降りる目的ができたはず。

  • 昔ながらの懐かしい雰囲気の店内
  • 親しみやすい女将
  • ボリュームがあり安価
  • 旨み・食感ともに全体のまとまりがすごい

広島グルメを語る上でのマストプレイスに成り得る場所、それが「いまだ」であることは間違いない。

広島市グルメ
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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