もっちり食感でコシの強さが特徴の讃岐うどん。
讃岐うどんの聖地・香川県では、無数のうどん店がしのぎを削っていて、どの店も行列が絶えない。
香川のうどん店で「讃岐うどんのプロ」に聞いた、本当に美味しい讃岐うどんランキングというものをご存じだろうか?
知名度抜群のうどん店のうどん職人達が、口を揃えて「旨い!」と絶賛するうどん店が、高松市にある。
平成13年創業の「もり家」だ。
お店で食べる場合とほぼ変わらない品質の通販商品があるとの事で、実際に取り寄せてみた。
「もり家」の実食レビューは以下の通りである。
・口の中に小麦の香りが広がる、味のある麺
・20分のお預けタイムに耐えなければならない
・旨すぎて他のうどんを食べられなくなる
値段が高いといっても、スーパーで買える1玉100円のうどんと比べると、という意味であり、1食ワンコインに納まる価格設定ではある。
【お取り寄せ】もり家の高級讃岐うどん実食
「美味しいうどんは冷で食べるべし」というのが、僕の持論だ。
もり家のうどんは初体験だが、「旨いに決まってる」と決めつけ、持論の通り冷で頂くことにした。
天麩羅など無しで1玉は、男性の僕には少々物足りないと判断し、写真は2玉を盛り付けたものである。(もり家のうどんは、2玉ずつパックにされている)
早く食べたいのに地獄の「20分お預けタイム」
もり家のうどんは太い。そしてかなりの弾力がある。
それゆえ、茹で時間が他のうどんと比べ長めである。
僕が選択した冷では、なんと20分も茹でなければならない。
さらに、もり家のうどんは、茹で途中で差し水をしてはならず、20分間茹でる事を考えると大量のお湯が必要だ。
説明書ではうどん1玉につき3リットルのお湯を推奨していた。大きな鍋が無い人は、まずは鍋から揃えよう(笑)
ちなみに各茹で時間は次の通りだ。
半生麺(温)…15分 半生麺(冷)…20分
もり家の高級讃岐うどんは、エッジの効いた麺
もり家のうどんを語るうえで欠かせない単語が「エッジ」である。
一般的なうどん屋では麺のコシを出す為に「踏んで寝かす」作業を多くても3回ほど繰り返すのだそう。
ところが、もり家では、この作業を5回も繰り返す。そうすることで、小麦から出るグルテンが網目状に形成され、なめらかな表面と強いコシが実現できるのだ。
さらに、グルテンが網目状に形成されていると、茹での工程で水分がゆっくり染み込む。茹で時間が長い理由はここにある。
茹で時間が長いことで、表面、とくに角の部分が一番多くの水分を含み、膨らむ。もともと正方形だった麺の断面の角が膨らむことにより、角が立ちエッジが出るのだ。
つまり、このエッジこそが、もり家のうどんの旨さを象徴している。
実際に食べてみた
僕はうどんが大好物である。それなのにも関わらず、これまで香川県に出向いたことはない。
つまり、もり家が本場の讃岐うどんの初体験となるわけで、まずは麺を1本持ち上げて、口に運んでみた。
これまで食べてきたどのうどんよりも強いコシ、弾力、歯ごたえ、表面の滑らかさ。そして、どのうどんよりも良い喉越し。
同梱のつゆも、出しゃばらないダシの甘みが、麺の旨さを引き立てる。
旨い!
これ以外言う事が思い浮かばないのでもう一度言っておく。
旨い!
【お取り寄せ】もり家の高級讃岐うどん まとめ
年間100食以上のうどんをたべる僕にとって、もり家のうどんは、これまでに経験のない旨さで未知のものだった。
20分という茹で時間は、暑いキッチンで耐えがたい時間にも思えるが、茹で上がったもり家のうどんを是非とも口に運んでほしい。
あまりの弾力に、あまりの喉越しに、あまりの旨さに、もう他のうどんは受け付けない体になってしまうことは必至である。
コメント