海外への旅行もままならない昨今。旅の楽しみのひとつである機内食を味わう機会は減った。
また、日本人の3割は海外へ渡航した経験がなく、機内食未経験組も多い。
機内食を久しく味わっていないあなたも、未だ味わったことがないあなたも、自宅で機内食が楽しめるのをご存じだろうか?
ANAの機内食を自宅で楽しむ方法は2つ。
①羽田空港のANA FESTAで購入する
他の空港は未確認だが、羽田空港第2ビル1階のショップ「ANA FESTA」でエコノミークラスの機内食3種類が購入できる。価格はひとつ864円(税込)だ。
②ネット通販で購入する
ANA公式通販サイト「A-style」や楽天市場で購入できる。ネット通販ではエコノミークラスの機内食のみではなく、ビジネスクラスやファーストクラスの機内食も。
今回は羽田空港を利用した際に、エコノミークラスの機内食3種を購入したので、レビューしていこう。
ANA’s Sky Kitchen
「ANA’s Sky Kitchen」のブランドで統一された、ANAの機内食。実際に機内で提供される機内食をそのまま販売している。
機内食は全て冷凍保存。必ず冷凍庫で保管しよう。
食事の24時間前に冷蔵庫で解凍し、食事の直前に電子レンジで3分/500w温めれば完成だ。
ビーフハンバーグステーキ
機内食と言えど、冷凍食品なわけで…。そこまで過度な期待をせずに食べ始めた。
早速、溢れ出てくる肉汁に驚く。ついさっきまでカチコチに凍っていたとは思えないほどである。
適度に弾力を感じるビーフに、香ばしい焼きめ。マイルドなデミグラスソースがよく合う、日本人好みのハンバーグだ。
付け合わせはニンジンのグラッセ、ポテト、インゲンの3種類。定番中の定番なので、ハンバーグとの相性もばっちりである。
タンドリーチキン風サフランライス添え
高価なサフランの代用でターメリックを使った「なんちゃってサフランライス」が多い中、ANA’s Sky Kitchenのサフランライスは、ちゃんとしたサフランライスだった。
温めている段階でレンジから漏れる香りがサフランそのもので、こうした冷凍食品でちゃんとサフランが使われるのは珍しい。
サフランライスには、大きな「タンドリーチキン風」が3つと、茄子、パプリカが添えられている。
タンドリーチキンは「タンドール」と呼ばれる土窯で焼いたものを指す。そういった意味で「タンドリーチキン風」となってはいるが、味はタンドリーチキンそのものだ。
ビーフシチュー&とろとろ玉子のオムライス
濃厚なデミグラスソースのビーフシチューには、大きめの肉がゴロゴロ転がっていた。とても柔らかい肉で、冷凍食品の域を越える完成度である。
デミグラスソース特有の酸味が無いので、小さな子供から年配層まで、人を選ぶこともない。
玉子の部分は特に味付けはないので、ビーフシチューをソース代わりに食べ進めるのが正解だ。
ANA機内食を通販で買う
今回紹介した3種類は、羽田空港のANA FESTAで購入できるが、直接空港に行けない場合は、通販で購入しよう。
ANAは楽天市場に公式ショップを持っていて、そこで購入できる。
空港で直接買う場合は
- 三種類のみの販売
- 1個から購入可
- 1個あたり864円(税込)
なのに対し、楽天市場で購入だと
- 種類豊富に販売
- セット販売
- 1個あたり750円~(税込・送料込)
となっている。
取り扱い種類や単価などは、楽天市場のほうが有利なのだが、1個から買えないのはマイナスポイント。
楽天市場では12個セット(4種×3個)で販売されていることが多く、自宅の冷凍庫の空き具合と相談して購入しよう。
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