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【心斎橋】大阪で一番旨いたこ焼き「蛸家・船場本店」実食レビュー

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蛸屋のネギたこ焼き

大阪グルメの目玉は、なんと言ってもたこ焼きだろう。大阪の街を歩けば、あちらこちらにたこ焼き屋がある。まるでコンビニかの如し店舗数だ。

僕はたこ焼きが大好きで、大阪に行くと1日で7~8店は周る。

たくさんあるたこ焼き屋の中から、僕が実際に100店舗以上で食べてみた結果、「蛸家・船場本店」のたこ焼きが一番美味しかった

「蛸家・船場本店」は、厳密に言えばたこ焼き屋ではない。夕方から営業を開始する居酒屋だ。たこ焼きを肴に晩酌なんて、良いではないか。これこそ大阪の醍醐味である。

たこ焼きが食べたいけれど、たくさんお店があってどこに行けばいいのか分からないあなた、ぜひとも「蛸家・船場本店」に行ってみてほしい。大阪のたこ焼きを心から美味しいと思えるはずだ。

ただ、「蛸家・船場本店」は、メニューの当たりハズレがとても多い。今回紹介する料理はどれも当たりの部類なので、安心して注文してほしい。
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蛸家・船場本店の外観と雰囲気/昭和テイスト

蛸屋外観

心斎橋と本町の中間に位置する「蛸家・船場本店」。再開発が進み、お洒落なお店が増えた南船場において、まるで海の家、屋台に毛が生えただけのような昭和テイストの外観が魅了する。

店内も「余計なものには金をかけない」スタンスなのか、チープなテーブルにチープなイス。

このようなお店において「チープ」というのは、最大の誉め言葉である。けしてバカにしているわけではない。

蛸家はビールが缶で出てくる。一応生ビールもあるが、見渡すとほとんどの人が缶ビールを飲んでいた。

「このチープさに合うのは缶ビール。」、客側もちゃんとわきまえているのだ。

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蛸家・船場本店で実際にたこ焼きを食べた感想/旨い!

普通、たこ焼きと言えば丸い。ところが「蛸家・船場本店」のたこ焼きは丸くないのだ。

一般的な丸いたこ焼きを焼く、底が丸い鉄板で焼き、ある程度火が通ったら底が平らな鉄板を被せ、たい焼きの要領でひっくり返して焼き上げる。

すると上は丸く下は平らな、ラグビーボールを半分に切ったような釣鐘型のたこ焼きが出来上がる。

この釣鐘型に焼くと、たこ焼きはフワフワに仕上がるそうだ。つまり、「蛸家・船場本店」のたこ焼きは、ものすごくフワフワしている。

たこ焼きを形容する言葉として「カリふわ」や「ふわとろ」などがあるが、ここのたこ焼きは「ふわ」である。

とてつもなく軽いので、エンドレスで食べられるのではないかと錯覚してしまう。

時期にもよるが、「蛸家・船場本店」では6~8種類のたこ焼きが注文できる。その中から、おすすめの3品+サイドメニューを紹介しよう。

1番人気と言うネギぶっかけたこ焼き

蛸屋のネギたこ焼き

とにかくネギの量が半端ない。全く臭みのないシャキシャキしたネギとしょうゆ味のベースで、あっさり食べる事ができる。

もともとフワフワでとても柔らかいたこ焼きなので、マヨネーズとネギを乗せたまま箸でつまむとちぎれそうになる。ぜひたこ焼きが重力に耐え切れなくなる前に口に運んでほしい

ほおばった全ての人を笑顔にさせる秘薬でもあるので、強くおすすめしたい。ちなみに、お持ち帰りだとネギの量が少ない(体感値)。

オーソドックスな醤油マヨも必ず食べるべし

蛸屋の醤油マヨたこ焼き

個人的には先に紹介したネギぶっかけに軍配が上がるが、基本となるたこ焼き自体が美味しすぎるので、オーソドックスな醤油マヨもおすすめだ。

生地にしっかりと出汁が効いている蛸家のたこ焼きは、粗削りの鰹節が乗ることによって、そのインパクトが増す。

明石焼き風おだしたこ焼き

蛸屋のおだしたこ焼き

出汁に浸して食べる明石焼きのような、斬新なたこ焼き。

鰹の風味が優しく香る、スッキリした味の出汁に、蛸家の旨いたこ焼きを組み合わせている。

こんなの絶対に美味しいに決まってる!と宣言してから口に運ぶと、想像以上に旨い。

出汁を吸ったたこ焼きの生地から、ジュワ―っと広がる香りが箸を進める。

コテコテのたこ焼きに飽きたら、ぜひ試してほしい逸品だ。

大阪の定番「牛すじのどて焼き」は一味を添えて

蛸屋のどて焼き

「どて焼き」とは、牛すじの味噌煮込みである。味噌を土手のようにドーナツ型に盛り、その中心で具材を焼き、後半少しずつ溶け出す味噌で煮込むので「どて焼き」と呼ぶらしい。

全国的な「もつ煮」の牛すじバージョンと考えておけばいいだろう。

とろとろに煮込んでいるにも関わらずしっかり歯ごたえも残してある牛すじと、味噌が染みたコンニャクがもうたまらない。

僕は大阪の居酒屋に入ると必ずどて焼きを注文するが、蛸家のどて焼きはかなり上位に入る出来だ。390円と値段も手ごろなので、ぜひたこ焼きと併せて試してほしい。

二度付け歓迎の「串揚げ」は5本セット

串カツ

大阪を代表する名物のひとつに「串カツ」がある。カラッと揚がった串を2度付け厳禁のソースにくぐらせ、ハフハフ言いながらほおばる。大阪ミナミを代表するジャンクフードだ。

蛸家では「串カツ」ではなく「串揚げ」と呼ぶ。海老や牛などのおまかせ5本で500円と値段も安い。申し訳程度のキャベツも盛られている。

串カツはよほどひどい店に入らない限り、だいたいどの店も旨い。わざわざ串カツ専門店に行く予定があるならば、蛸家で手軽に済ませてしまうのも一案だ。

蛸家は小皿にソースが盛られて出てくる。自分専用のソースなので、2度付けどころか3度でも4度でも自由に付けて構わない。

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蛸家・船場本店のその他メニューと価格

たこ焼き(8個)
ねぎぶっかけ/柚子胡椒風味ねぎぶっかけ
ソースマヨ/たこでんがな/醤油マヨ/たこねぎ
明太マヨ/おだし/すじこん

ピリ辛こんにゃく…300円/冷奴…300円/お漬物…300円
塩キャベツ…300円/コーンバター…300円/トマト…300円
チャンジャ…300円/わさび風味枝豆…390円
うま辛するめちゃん…390円/レンコン梅くらげ…390円
塩なんこつ…390円/焼き田舎あげ…390円
厚切りベーコン…480円/大人のポテト…390円
チーズボール…390円/極太メンマの唐揚げ…390円
げその唐揚げ…390円/たこの唐揚げ…390円
軟骨の唐揚げ…390円/鶏の竜田揚げ…500円
とり唐香酢和え…500円/牛すじポン酢…390円
チーズ豚平…390円/赤ウインナー…390円
肉厚しいたけのペペロンソテー…390円
坦々もやし炒め…390円/せせりポン酢炒め…480円
アボカドとトマトのマヨネーズ焼き…580円
オニオンスライス…300円/ポテトサラダ…390円
チョレギサラダ…390円/激辛焼きそば…800円
目玉焼きのせソース焼きそば…700円
焼きおにぎり(2ヶ)…350円/高菜チャーハン…700円

※当記事内の価格は全て税込

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蛸家・船場本店の基本情報、営業時間とアクセス

【住所】大阪府大阪市中央区博労町4丁目6-3
【電話番号】06-6282-9055
【営業時間】17:00~22:30
【定休日】無し
【キャッシュレス】不可
【アクセス】地下鉄御堂筋線心斎橋駅3番出口より徒歩7分
地下鉄堺筋線本町駅13番出口より徒歩7分
四ツ橋駅から472m

超個人的5段階評価
立地:★★★☆☆/駅からは遠い
コスパ:★★★★★/とてもよい
清潔度:★★★★☆/雑多感あり
接客:★★★☆☆/従業員によって差があり
入りやすさ:★★★★★/ひとりでも入りやすい
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一番旨いたこ焼きは心斎橋にアリ!「蛸家・船場本店」レビュー まとめ

ふわっとしたたこ焼きがクセになる蛸家は、僕が大阪に行くと必ず入るたこ焼き屋・・・もとい居酒屋である。

ネット上でよくある「大阪たこ焼き人気TOP10」とか「おすすめ10選」とか、有名どころしか紹介しない記事には絶対に出てこない

近辺に住んでいるか、もしくは職場がある人しか知りえない店だ。それにも関わらず、連日お客で溢れかえっている人気店でもある。

これ以上お客がやってきて、僕が入れなくなっても嫌なので、本当は教えたくなかった。紹介しておいて矛盾するが、本音を言えば「行ってほしいけど行ってほしくない」、そんな店なのだ。

せめて僕が大阪にいない時に行ってほしい(笑)

大阪市グルメ
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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