その独特な外見から、外国人観光客にも人気だという鯛焼き。仙台市内に数店舗を展開する「鯛きち」では、仙台らしくずんだ餅の鯛焼きを販売し、話題となっている。
鯛きちでは定番の小倉鯛焼きの評価も高い。また、生クリームを使用した冷製の生鯛焼きなども揃えており、老若男女が楽しめるメニュー構成だ。
無料の持ち帰り用箱も用意されているので、出張や観光で仙台を訪れた際には、お土産として購入するのもいいだろう。
今回は、せっかくの仙台なので、ずんだ餅の鯛焼きを実食してきた。持ち帰りの際の温め方法も併せて、紹介していく。
鯛きちの外観と雰囲気
今回は、仙台市内に3店舗あるうち、名掛丁店に出向いた。
仙台駅西口から徒歩3分、地下通路の北6出口の目の前にあり、アクセスしやすい。
店内は街の和菓子屋程度のスペースで、こじんまりとしている。待ち時間が発生することもあるが、鯛焼きを焼いている様を見ながら待てるので面白い。
従業員も明るく、気持ちの良い対応をしてくれる。
2階にはイートインスペースもあるので、仙台の街の探索に疲れたら、休憩に使うのもいいだろう。
鯛きちで実際にずんだ餅の鯛焼きを食べた感想
「鯛焼きは焼き立てこそが最も美味しい」との発想から、鯛きちでは焼き立てしか提供しない。
したがって、焼きあがるまで待たされることもある。
ガラスの向こうで実際に自分が食べるであろう鯛焼きが仕上がっていく様子は、見ていて楽しい。
工程に釘付けになっていると、お目当てのずんだ餅の鯛焼きが出来上がった。価格は1個180円だ。
油を使わずに焼き上げた鯛きちの鯛焼きは、薄皮でパリッとした仕上がりとなっている。
頭の先から尻尾まで、ぎっしりと餡が詰まっている為、重みがすごい。
「ずんだ餅」なので、中にはしっかりとお餅が2つ入っていた。
さて、ひとくちほおばると、豆の青臭さがない食べやすいずんだあんである。しかし甘い。もともと甘さを強くしているのだろうが、温かさで甘さが強調されている。
ちょっと甘いものが苦手だと厳しい甘さではあるが、その理由が二口目で分かった。
餅にはなにも味がないのだ。つまり、餅と一緒に口に入れた時に、中和されちょうど良い甘さになるように計算されている。
とは言っても、餅は2つ。つまり、手のひらほどの大きさがある鯛焼きを二口で食べると、最初から最後まで美味しくいただける。(無理w)
鯛きちの鯛焼きの温め方
「焼き立てが最も美味しい」とされる鯛きちの鯛焼きを持ち帰った場合はどうだろうか。
焼き立てではないにしろ、それに近い美味しさに持って行きたい。
まず、特に夏場などは冷蔵庫で保管しよう。冷蔵庫で2日間、日持ちする。
温める際は皿に乗せラップをかけ、500Wの電子レンジで30秒ほど温めよう。
その後、ラップを外し、トースターで1~2分。すると焼き立てのパリッとした食感にかなり近づく。
鯛きちのその他メニューと価格
うす皮たい焼き
小倉…150円/カスタード…150円
生たい焼き
小倉ホイップ…160円/カスタードホイップ…160円
チョコホイップ…180円/ずんだホイップ…200円
※当記事内の価格は全て税込
鯛きち名掛丁店の基本情報、営業時間とアクセス
【住所】宮城県仙台市青葉区中央2丁目1−30
【電話番号】022-224-7233
【営業時間】10:30~19:30
【定休日】無し
【キャッシュレス】不可
【アクセス】JR仙台駅西口徒歩3分(北6出口すぐ)
▶公式サイトはこちら
立地:★★★★★/駅前で便利
コスパ:★★★★☆/鯛焼きとしては高いが許容範囲
清潔度:★★★★★/とても綺麗
接客:★★★★☆/元気があり好感が持てる
入りやすさ:★★★★★/ひとりでも入りやすい
鯛きちのずんだ餅鯛焼きは、平日は買えない土日祝限定商品 まとめ
仙台の郷土料理「ずんだ餅」を、鯛焼きというスタイルで手軽に味わえる鯛きち。
食べ歩きでも、イートインスペースでも、持ち帰りでも、それぞれの使い方で楽しめる点がポイントだ。
ただ、店側の言う通り、受け取ったらすぐにほおばるのが正解なのかもしれない。
ずんだ餅の鯛焼きは、平日の販売が無いので、そこだけ注意しよう。
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