大阪一のグルメ激戦区として知られる天神橋筋商店街。特に寿司屋がひしめくJR天満駅周辺は、地元の人々や観光客で常に賑わっています。
その中でも、ひときわ長い行列を作り、多くの人々を魅了しているのが、老舗の江戸前寿司「春駒」です。
新鮮なネタ、職人技、そして驚くほどのコスパで、ネット上でも「安い、旨い、ネタがいい」と大絶賛!
春駒には、至近距離に本店と支店があり、どちらに並べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
また、せっかく行くなら行列を避けたいですよね。
この記事では、春駒の寿司を実際に味わった僕が、お店の雰囲気から、絶対に並ばずに入れる時間帯、そして必食のメニューまで、徹底的にレビューします。
【注意】
春駒本店は2025年9月30日まで改装のため休業しています。この記事で紹介しているメニューや価格、基本情報などは、改装後に変更となる可能性があります。営業再開後に記事も修正していく予定です。
春駒本店の外観と雰囲気
春駒本店は、天神橋筋商店街のメイン通りから少し入った場所にあります。店内はカウンター14席、テーブル2卓のこじんまりとした空間で、活気に満ち溢れています。
狭いカウンターの中に、3人の職人さんが元気な挨拶を交わしながら、手際よく寿司を握っています。まるで昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気は、春駒の大きな魅力の一つです。
春駒は本店と支店、どっちに行くべき?
春駒の本店と支店は、歩いて1分ほどの至近距離にあります。どちらも行列ができていることが多く、どちらに並べばいいのか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、新鮮な厚切りネタやコスパの良さは共通しているので、どちらに行っても美味しい寿司が楽しめます。しかし、客層や滞在時間など、いくつか違いがあります。
- 本店の特徴: カウンター席がメインなので、一人客や少人数でサッと食事を済ませる人が多く、回転が速いです。
- 支店の特徴: テーブル席がメインなので、大人数での利用や、ゆっくりと食事を楽しみたい人に向いています。
一緒に食事をする人数や、お店での過ごし方で、どちらに並ぶか決めるのがおすすめです。
行列を避けるなら「15時」を狙え!
春駒は予約ができないため、行列に並ぶことは避けられません。しかし、僕の数時間にわたる検証の結果、行列を避けて入店できる、唯一のチャンスの時間帯を発見しました。
それが「15時」です。
とある日、開店時間の11時に行くと、すでに20人ほどの行列ができていました。すでに開店一巡目には入れないので、行列の様子を観察することにしたのです。
- 11:00開店!並んでいた3名を残し、一巡目の客が店内へ
- 11:30開店からの30分で行列がまた20名ほどに復活。一巡目から溢れた3人は、まだ先頭で並んでいる
- 11:45先頭の3人がやっと案内される
- 12:00一人案内されては一人新しく並ぶという「逆ところてん」現象が続く
- 13:00飽きてきたからドトールにコーヒーを買いに行く
- 13:30相変わらずの逆ところてん
- 13:50ついに逆ところてん解消。新規で並ぶ客<案内される客の図式になる
- 14:45待ち列が数人にまで減る
- 15:00ついに最後の客が案内された!と思ったら新規に2人並ぶ
- 15:10ついに待ち客ゼロになり、記念に外観写真をパシャリ(この記事の2枚目の写真)
- 15:20ビールと共に寿司が僕の口の中へ
16時過ぎにお店を出るころには、夕食組なのか、再び待ち列ができていました。
僕の4時間を無駄にしないためにも、この記事を読んだあなたは、ぜひ15時以降に春駒を訪れてみてください。
春駒で実際に寿司を食べた感想
春駒の寿司は、どれも新鮮でぶ厚いネタが特徴です。平日限定のお得なランチから単品まで、何を食べても大満足間違いなしです。
平日限定!お得なランチセット(17時まで)
平日限定で、開店の11時から17時まで、お得なランチセットが用意されています。
- 上にぎり: 1,500円
- 並にぎり: 850円
ネタは仕入れの状況によって日替わりのおまかせです。
今回は上にぎりを注文。高級感漂う黒い皿に乗せられた寿司達は、どれもネタが大きく、まずはビジュアルで楽しませてくれます。
この日、上にぎりの内容は、以下の11貫。
- はまち/適度な弾力で旨み凝縮
- タイ/コリコリ食感で鮮度の良さが全面に
- イカ/歯がサクッと入る歯ざわりと甘さが特徴的
- とろ/口の中で消えて無くなる。失踪届け案件
- 穴子/またまた失踪届け案件。タレ控えめ
- 数の子/ぷちぷちぷちぷち…
- エビ/切り身ではないエビが肉厚なのは意味不明
- アワビ/風味が強い
- うに/臭み無く、甘み強い
- いくら/ぷちぷちぷちぷち…
- カニ/肉厚で旨みが凝縮。口でエキスが広がるジューシーさ
単品は2貫単位で注文可能
春駒では、ランチタイムでも単品で好きなものを注文する客が多いそうです。単品のにぎりは2貫単位で注文できます。
僕はランチの他に、まぐろとはまちも握ってもらいました。もちろん単品のにぎりも肉厚。このボリューム感、写真でも十分に伝わることでしょう。
新鮮で美味しいのは、ランチの握りと一緒。全て単品で、好きなものだけ楽しむのもおすすめです。
春駒では、回転寿司にように価格によって異なる種類のお皿で提供されます。お皿の数で会計をするので、食べ終わってもお皿は返さずに、目の前に重ねておきましょう。
〆の赤だしは必食!
春駒本店でしか味わえない、あさりの赤だしは必食です。
驚くほどたくさんのあさりが入っており、その量にきっと満足するはず。数えてみると、なんと43個ものあさりが入っていました。
赤だしそのものは甘さ控えめで、あさりの旨みが凝縮された上品な味わい。赤だし文化のない関東人でも美味しくいただけますね。
春駒のその他メニューと価格
握り(2貫)
150円…げそ/たまご
200円…まぐろ/いか/たこ
300円…はまち/あじ/うなぎ/あなご/いわし/かに/サーモン/貝柱/鯛/しゃこ/とびこ/剣いか/やりいか/生げそ/かれいえん側/さば/生海老/鯛皮
350円…えび/はまち腹/かんぱち/たらこ/白身昆布締め
400円…とろ/ひらめ/あわび/赤貝/うに/いくら/数の子/生だこ/さざえ/とり貝/しまあじ/金目鯛/つぶ貝/子持ち昆布/サーモン腹/赤えび/石垣貝/ほっき貝
450円…上うなぎ/サーモン腹あぶり/鯛三種盛り
細巻き
100円…きゅうり巻/しんこう巻
250円…鉄火巻
350円…いかきゅう巻/うなきゅう巻
400円…とろ鉄火巻/かにみそ巻
手巻き(細巻きも可能)
100円…納豆巻/山芋巻/しそ巻/山ごぼう巻
200円…ツナサラダ巻/かにみそ巻
250円…サーモン巻/わさび巻
350円…エビサラダ巻/カニサラダ巻/サーモンサラダ巻/サーモンといくらの親子の再会巻
400円…ねぎとろ巻
550円…ねぎとろ細巻/とろたく細巻
その他一品料理 あり
※当記事内の価格は全て税抜き
※メニューや価格は2023.4現在
春駒本店の基本情報、営業時間とアクセス
【住所】大阪府大阪市北区天神橋5丁目5-2
【電話番号】0663514319
【営業時間】11:00~22:00(L.O.21:30)
【定休日】火曜日
【キャッシュレス】クレジットカード
【予約】不可
【アクセス】
大阪メトロ天神橋筋六丁目駅9番出口徒歩5分
JR天満駅徒歩5分
立地:★★★★★/駅近くで梅田駅から徒歩も可
コスパ:★★★★★/お値段以上。ニギリ
清潔度:★★★★☆/個人店ならではの雑多感あり
接客:★★★★★/活気があり親切
入りやすさ:★★☆☆☆/行列がネック
春駒の寿司は15時を狙え!天神橋筋商店街で行列を避ける裏技まとめ
春駒は、天神橋筋商店街で最高のコスパを誇る、行列のできる寿司店です。
- ふっくらシャリと厚切りネタ: 新鮮で大きなネタは、お値段以上の満足感です。
- 必食のランチと赤だし: 平日限定のランチや、本店限定の赤だしはぜひ試してみてください。
- 行列を避けるには15時: 予約不可なので、並ばずに入りたい方は15時以降を狙うのがおすすめです。
天満を訪れた際は、ぜひ春駒の寿司を体験してみてください。
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