僕の拙い文章など無くても、「この写真だけで完結しても記事として成り立つ」と思えるほど、圧倒的なマグロ丼に出会った。
その圧倒的なマグロ丼を提供しているのは、東京メトロ東西線門前仲町駅から徒歩5分の路地裏にある「司」である。
司で提供するのはどれも、旨さのピークを迎えて「仕上がった」天然本マグロ。贅沢にも厚切りで味わえる、とてもコスパに優れた丼ぶりばかりだ。
今回は「マグロぜいたく丼(2,500円)」を味わってきたので、紹介しよう。
司の外観と雰囲気
東京メトロ東西線の門前仲町駅と、JR京葉線の越中島駅のちょうど中間、どちらの駅からも徒歩5分ほどの、住宅地の片隅にお店を見つけた。
店内はカウンター席とテーブル4席からなる、計18席の昔ながらの居酒屋スタイルである。
司で実際にマグロぜいたく丼を食べた感想
司の丼には、ガリと玉子焼きが盛り付けられていて、お椀と小鉢で1食となっている。
マグロぜいたく丼
横から見ると、そのボリュームが伝わるだろうか?
ぶ厚い赤身と中トロが、それぞれ6~7切れ。
旨味がギュっと詰まった色の濃い赤身は、ほのかな酸味でねっとり舌に絡みつく良質なもの。
しょうゆが必要ないくらい甘い中とろも美味。
厚さがあるはずの中とろが、舌の上でスーッと溶けて消えるとは、これ、どういう事なのか。
「軽く炙って塩で食べたら旨いんだろうな・・・」
「炊き立てご飯に乗せて、脂が溶け込んだご飯と一緒に食べるのも最高だろうな・・・」
こんなにも想像力を掻き立てるマグロだ。とても2,500円とは思えないクオリティなのである。
それもそのはず。司で日曜日限定で海鮮丼を提供しているのは、天然本マグロを専門に扱う豊洲市場の仲卸、「石司」三代目の奥様。
有名料亭や寿司屋を取引先に持つ石司の、希少な天然本まぐろだ。旨いに決まっているではないか。
マグロを引き立てるわき役達
丼に使われるご飯は白米ではなくシャリ、つまり酢飯である。それも、角の取れたまろやかな酸味の酢飯で、上に乗せる主張の強いマグロ達を落ち着かせる意味でもバランスが良い。
ダシの効いた軽い甘さの玉子焼きも美味だ。
お椀はネギマ汁である。マグロのダシとネギの香りがミックスされた、あっさり上品な味付け。
そして小鉢が、なんと!この日はマグロの切り落とし。マグロが大量に乗った丼だというのに、さらに「追いマグロ」とは、恐れ入った。
トッピング各種500円
司では、各種丼に500円でネタをトッピング可能だ。トッピングはネギトロ・大トロ・炙りトロ・いくら・マグロ西京焼きで、それぞれ丼とは別盛りで提供される。
ネギトロをトッピングしてみた。正確には、丼の上は質の高い大量のマグロ達で埋まっていた為、ネギトロはネギトロだけで食べることにした。
天然本まぐろを専門に扱う仲卸の意地なのか、トッピングのネギトロでさえアッ!と驚く仕掛けが施されている。
ただのネギトロではなく、ゴロゴロした身もたくさん入ったネギトロだったのだ。叩いた部分と叩いていない部分とで、ふたつの食感が楽しめる仕立て。
なるほど。くどくなりがちなネギトロも、こうして塊りの身と一緒に食べると食べやすい。
司のその他メニューと価格
マグロ最強丼(大トロ・中トロ・赤身)…3,000円
ネギトロぜいたく丼(ネギトロ・いくら)…2,000円
ミックス丼(中トロ・赤身・づけ)…2,000円
マグロぜいたく丼(中トロ・赤身)…2,500円
ネギトロ丼…1,500円/鉄火丼…1,500円
究極のづけ丼…1,500円
※当記事内の価格は全て税込
司の基本情報、営業時間とアクセス
【住所】東京都江東区牡丹1丁目6−1
【電話番号】09077295311
【営業時間】11:30~14:00(LO.13:30)
【定休日】日曜日のみ営業
【キャッシュレス】不可
【アクセス】
東京メトロ東西線門前仲町駅徒歩5分
JR京葉線越中島駅徒歩5分
立地:★★★★☆/駅から少し離れている
コスパ:★★★★★/最強の部類
清潔度:★★★★☆/個人店ならではの雑多感あり
接客:★★★★★/丁寧でアットホーム
入りやすさ:★★★☆☆/開店時間付近は行列あり
最強のまぐろ丼、司にあり!日曜日ランチのみ営業まとめ
いまだかつて見たことがない、天然本マグロ仲卸が提供する本気のマグロ。質も量も、価格まで本気の、コスパ最強なマグロ丼を、ぜひ楽しんでほしい。
毎週日曜日のランチタイムのみの営業と、営業時間は限られている。11:30の開店時間前から行列ができ、開店が早まることもあるそうだ。
13:00を過ぎると行列もなくなるが、マグロもなくなる(笑)
数量限定でマグロがなくなり次第閉店なので、余裕を持って訪れてみよう。
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