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【新宿】はやしやの「昭和のプレート=旨い」は嘘。でもおすすめ

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はやしや昭和のプレート

当ブログでは、地域もジャンルもバラバラ、全国様々な飲食店を紹介しているが、唯一共通しているのは、「ほんとうに旨い店」という点である。

「ただの旨い店」と「ほんとうに旨い店」を、行列に並んでまで食べたいか否かで判断している。(実際に行列の有無に関わらず)

つまり、「不味くはないけれど、感動するほど旨くもない」、いわゆる平凡な味の店は、採用せずボツにしているのだ。

しかし今回、「ほんとうに旨い店しか紹介しない」というポリシーを曲げ、新宿の老舗洋食屋「はやしや」の昭和プレートを紹介したいと思う。

最初に断っておくが、この記事は「はやしやに対する侮辱記事」ではない。僕自身はやしやのファンで、幾度となく訪れている。

新宿という一等地に店を構えながら、ほとんどのメニューが千円以下。それでいてボリュームもあり、そつなく旨い。まさに高コスパを保っている老舗洋食屋なのだ。

ところが、なにを食べても旨いはやしやで、昭和プレートに関してはなぜかクオリティが低い。そして今回は、その昭和プレートを紹介しようと言うのだから、狂気の沙汰である。

結論から先に言えば、「昭和プレートは旨いけど旨くない」「クオリティが高いけど低い」となるだろうか。

「何言ってんだ?」と思わず、ぜひ本文を読み進めていただきたい。

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はやしやの外観と雰囲気

はやしや入り口

新宿駅東口から徒歩2分、新宿アルタの裏口より徒歩15秒ほどの好立地。靖国通りのサンパークビル5階に店を構えるはやしや。

靖国通りを挟んで歌舞伎町のドン・キホーテがある、そんなロケーション。

このビルは靖国通り側が正面、アルタ側が裏口となっている。はやしやの食品サンプル等は裏口に置かれているので、裏口を利用するならば問題ない。

しかし正面から入ろうものならゲームセンターを突っ切って行くことになり、接続している地下街から入ろうものならスーパーを突っ切って行くことになる。

ビル全体が新宿の縮図かのような雑多な感じなのだ。

はやしや店内の様子

古くて狭くて遅いエレベーターで5階まであがると、扉が開いてすぐ目の前がはやしやである。

雑多なビルの中にあるとは思えないほどの重厚な外観だ。

店内はどこか懐かしい、昭和のデパートのレストラン。チキンライスに万国旗が刺さった「お子様ランチ」をワクワクしながら注文した、あの雰囲気そのまま。

ここだけ時間が止まっているのではないか?そう思わせてくれる素敵な空間だ。

おひとり様は窓際のカウンター席に案内される。昭和で時間が止まった空間の窓から、せわしく行き交う「未来の」新宿の人々を眺めるのが僕の楽しみだw

三平食堂からはやしやへ店名変更

はやしやは1949年(昭和24年)創業以来、約70年もの間、新宿の発展を見守ってきた老舗洋食屋だ。

開業当時の店名は「三平食堂」。創業者である小林平三の名前を逆から読んで「三平」とした。

近年、「三平食堂」という店名を改めるにあたり、「三平と言えばはやしやだろ」という事らしいのだ。(ほんまかいな?)

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はやしやで実際に昭和のプレートを食べた感想

はやしや昭和のプレート

ハンバーグ、ポークソテー、鮭のソテー、海老フライと、メインのおかずが4種類も乗った豪華なプレートが、今回紹介する「昭和のプレート」だ。

隠れていて見えないが、おかず達の裏側にはポテトサラダと千切りキャベツが盛られている。さらにカレーかハヤシソースどちらかを選べ、僕はハヤシソースにした。

そしてスープ、なぜか紅ショウガがセットになって、1,480円(税込)である。

はやしやの中では高い部類に入るかもしれないが、ランチタイムはソフトドリンクも付いてきてお得だ。

ソフトドリンクは、ドリンクバーのような機械から、セルフで1杯。

ここで、プレートに盛られた主役たちにスポットをあててみよう。

ハンバーグ
ジューシーさとは無縁。つなぎシッカリな噛み応えのある家庭的なハンバーグ。

ポークソテー
かつてお子様ランチの定番だった、なかなか切れない堅いポークソテー。

鮭のソテー
昭和の時代はサーモンという食べ物は無かったので、塩焼き用の「鮭」を使っている。そうそう、これこれ。今のサーモンのように脂は乗っていない。パサパサ食感の鮭である。

エビフライ
今も昔も変わらず、プリっとした食感の海老は旨い。若干衣比率が高いところも、昭和のエビフライとしての存在感を醸し出している。

そう。あくまでも「昭和を再現したプレート」であり、現代風にアレンジなどしていない。「パサパサ」だの「堅い」だの、これはむしろ褒め言葉であり、当時はこれらを本当に旨いと思って食べていた。

令和の時代、味のクオリティを求めればキリがない。そこはあえてのチープさでもある。

40代以上の人ならば、ひと口食べた瞬間に、旨いとか不味いとかではなく「懐かしい」という感想を抱くはず。

それこそが、はやしやで「昭和のプレート」を注文する最大の理由ではないだろうか。

あ!30代以下の人も是非食べてみてね(笑)

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はやしやのその他メニューと価格

昭和のプレート…1,480円
オムライス…780円
オムハヤシ…980円
目玉焼きハンバーグ880円
ハンバーグと海老フライ…1,480円
牛肉の角煮シチュー…2,200円
牛肉の田舎風トマトシチュー…1,580円
三平ライス…900円
さばの塩焼き定食…980円
焼き鮭定食…980円
スペシャルビーフメンチカツ…1,290円
コロッケメンチカツ定食…700円
デミ玉ハンバーグランチ…890円
マグロ&アボカドのポキ丼…1,100円

※当記事内の価格は全て税込

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はやしやの基本情報、営業時間とアクセス

【住所】東京都新宿区新宿3丁目22-12
【電話番号】0333525519
【営業時間】10:30~21:15(LO)
【定休日】無休
【キャッシュレス】クレジットカード、交通系電子マネー、楽天Edy、nanaco
【アクセス】JR新宿駅アルタ裏出口から30秒

超個人的5段階評価
立地:★★★★★/駅近の便利立地
コスパ:★★★★☆/とても良い
清潔度:★★★★★/ビルは年季入っているが、店内清潔
接客:★★★★☆/スマート
入りやすさ:★★★★★/一人でも入りやすい
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はやしやの「昭和のプレート=旨い」は嘘。でもおすすめ まとめ

はやしやのメニューは基本どれも旨い。その中で昭和のプレートだけが、クオリティで劣っているのも事実。

しかしながら、昭和のころの洋食を再現する関係上、わざとクオリティを落としているようにもみえる。

とびぬけて旨いわけではないが、不味くはない。昭和のころにレストランで食べた、家庭の味に毛の生えた程度の料理が、今となっては逆に懐かしい。

そして昭和の味を知らない世代にとっては、新しさも感じるであろう。

まるで時が止まっているかのようなレトロな空間で、当時のままの料理を楽しんでみてはいかがだろうか。

新宿区
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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