
日本の都市で唯一「アジアの屋台都市10選」に選ばれている福岡市。全国の約4割の屋台がこの街に集中しており、今や欠かせない福岡観光の目玉となっています。
市内で屋台が集まるエリアは主に3カ所。
JR博多駅からアクセスしやすいのは「中洲」と「天神」の2つです。
初めての方は規模の大きい中洲へ向かいがちですが、僕が強くおすすめしたいのは、実は天神の屋台。
なぜなら、中洲の屋台は観光客向けに特化している反面、価格が高めだったり、混雑ゆえにゆっくり会話を楽しめないことも多いからです。
一方の天神は、地元のサラリーマンが仕事帰りに暖簾をくぐる「日常の社交場」。
10人も座れば満席になる狭い空間だからこそ、隣り合った知らない客同士で自然と会話が弾む、屋台本来の醍醐味が味わえます。
①屋台を初体験してみたい
②気軽に観光したい
③地元の人と会話を楽しみたい
「屋台ってぼったくりがないか心配」「独自のルールやマナーが難しそう」と不安に思う方も多いはず。
そこで今回は、屋台初心者が安心して福岡の夜を楽しめるよう、天神屋台の魅力やルール、そして僕が実際に通って見つけたおすすめの3軒を詳しくご紹介します。
天神屋台を利用する前に、予習として活用してください。
博多駅から地下鉄空港線で6分
<博多駅から往復含む観光時間目安>
3時間
<交通費含む観光費用目安>
1,000~2,000円(屋台1軒につき)
天神屋台の見どころ・観光ポイント
天神の屋台には、単なる食事処を超えた独特の魅力があります。一歩足を踏み入れれば、そこには福岡の温かな人情が待っています
見どころ①:トラブル知らず!女性や初心者も「安全」に利用できる
歓楽街のイメージが強い中洲に比べ、天神の屋台はオフィス街の通り沿いに位置しています。
客層も仕事帰りの地元の人が中心で、しつこい客引きやトラブルもほとんどありません。
女性の一人歩きでも安心して暖簾をくぐれる、平和な活気に満ちています。
見どころ②:駅近の好立地!地下鉄天神駅から徒歩すぐのアクセスの良さ
天神の屋台の多くは、地下鉄空港線の天神駅を出てすぐの歩道に並んでいます。
博多駅からも地下鉄で約6分と近く、観光の合間やホテルへ戻る前にサクッと立ち寄れるのが利点。
地元の生活圏内に溶け込む気軽さが、天神屋台の良さです。
見どころ③:人見知りでも大丈夫!「隣の客と会話する」独特の文化
屋台の最大の魅力は、隣の客との距離が数センチという近さにあります。
常連さんは会話を楽しむために訪れている人も多いため、たとえ自分から話しかけるのが苦手な人でも、自然と誰かが声をかけてくれる温かさがあります。
「一期一会の出会い」こそが、福岡観光の最高の思い出になるはずです。
初心者も安心!天神屋台のマナーや不安解消
屋台という業態は、一般的な飲食店とは異なる独自のルールが存在します。これさえ知っておけば、あなたも今日から「屋台通」ですね!
豆知識①:屋台で守るべき「3つのマナー」
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1人1品1杯が基本:限られた席数で営業しているため、飲み物1杯・食べ物1品は最低限注文しましょう。
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滞在目安は60分:行列ができている場合は、1時間程度で次の方に席を譲るのが粋な振る舞いです。もちろん、空席がある場合は、無理に退席しなくて大丈夫ですよ。
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少人数(2〜3人)で訪れる:大人数だと席が空くまで長時間待つことになります。人数が多い場合は、グループ分けして、いくつかの屋台に散らばるといいでしょう。
豆知識②:屋台の衛生面やトイレの不安を解消
「屋台は不衛生?」「トイレはどうするの?」という疑問も多いですが、福岡市は条例で厳格な基準を設けています。
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衛生面:生ものの提供禁止や水道使用が義務付けられており、屋外だからこそ細心の注意が払われています。
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トイレ:天神の各屋台は、近隣のコンビニや駅等と提携しています。店主に場所を確認し、行く前に一度お会計(清算)を済ませておくとトラブルを防げます。
豆知識③:明朗会計で安心!条例で定められた価格表記
福岡市の屋台では、屋台の外に価格付きのメニューを掲示することが条例で義務付けられています。
「いくらかかるか分からない」という恐怖感はなく、地元の相場感で安心して美味しいお酒を楽しめます。
土地代の関係で、観光地化された中州よりも、天神の屋台のほうが相場が安いのが魅力です。
天神でおすすめの屋台3選
屋台はハシゴ(数軒回ること)が醍醐味。
ただ、1人1杯1品のマナーがあるため、ハシゴできても2~3軒でしょうか。
その数件を失敗しないための、厳選3軒を紹介します
オススメ①とんこつラーメン「宗」

〆にぴったりの、昔ながらの博多ラーメンを楽しめます。

700円という驚きの価格で、濃厚な豚骨スープと細麺が体に染み渡ります。気取らない本物の味が、屋台の夜を締めくくってくれます。
オススメ②一人でもつ鍋なら「鬼多郎」

とんこつラーメンと並び、福岡の名物といえば、もつ鍋です。
福岡名物のもつ鍋は、通常2人前からが多いですが、ここは「一人もつ鍋」が可能。

ニンニクが効いた本格派をリーズナブルに味わえる、一人旅の強い味方です。
価格も1,000円とリーズナブルなのが嬉しいですね。
オススメ③もちもち餃子の「喜柳」

B級グルメ選手権で優勝した「もちもち餃子」が名物。

福岡の有名観光地、太宰府名物の梅ヶ枝餅と同じ生地を使用しており、外はパリッ、中はモチッとした新食感がクセになります。
「もちもち餃子」は750円。柚子胡椒を添えて特製のタレで食べるのが、喜柳のスタイルです。
※項目内の価格は全て税込
※メニューや価格は2026.1現在
天神屋台の営業時間・アクセス
紹介した各屋台の場所は、下のマップにまとめているので、現地ではスマホで確認しながら回るのがおすすめです。
営業時間は屋台毎に、その日によって変わります。
ただし、福岡の条例により、屋台の組み立ては17時以降と決まっているため、営業開始は18時頃が一般的。
昼間は影も形もありませんが、夜になると突如として現れる光景もまた観光の見どころの一つですね。
また、天候に左右される商売のため、決まった定休日はありません。
お目当ての屋台が営業しているかも含めて、運に左右される。これもまた、屋台の魅力のひとつです。
<アクセス>
JR博多駅より地下鉄空港線で6分、天神駅下車。地上に出ると天神南駅まで続く屋台街。
福岡屋台は中洲より天神がおすすめ!初心者こそ知っておきたいルールと厳選3店まとめ
初めて福岡の屋台を訪れる人向けに、屋台の独自マナーやおすすめの屋台を紹介してきました。
実際に屋台を訪れる前に、大事なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
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「安心・安全・安価」な天神屋台:観光客特化の中洲エリアと比較し、天神エリアは初心者や女性が安心して利用できる環境です。
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屋台のマナー: 「最低1人1品1杯」「滞在60分」「少人数利用」の必須マナーさえ覚えておけば完璧です。
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個性豊かな天神おすすめ3屋台: 700円で味わう王道とんこつラーメン「宗」、一人旅に嬉しい「一人もつ鍋」の鬼多郎、そして太宰府ゆかりの生地を使った創作餃子の喜柳など、天神の魅力を凝縮した3軒はおすすめ!
観光というと日中がメインになりがちですが、福岡では夜こそが観光の真骨頂。福岡という街と肩を並べて味わう「屋台飲み」を、ぜひ楽しんできてください。


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