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【玉出】大阪でNo.1のお好み焼き「象屋」がおすすめの理由

この記事は約6分で読めます。

象屋豚玉

大阪に行く度にお好み焼き屋を訪ね、50件ほどのお好み焼きを食べてきた僕が、自信を持って勧める、大阪No.1のお好み焼き屋が「象屋」である。

メニューはお好み焼き、焼きそば、ロール(とん平焼き)の3種類の分かりやすい構成。どれを食べても美味しく、かれこれ15年は通っている。

「自分だけの隠れ家」のような存在で、誰にも教えたくないと秘密にしていた店である。

このブログで記事にしたこともなく、友人にすら教えてこなかった店なのだが、近年の象屋はお好み焼き屋としては初めてミシュランに選ばれたり、お好み焼き百名店に選ばれたりと、露出も多くなった。

すでに知る人ぞ知る隠れ家ではなくなってきているので、この際、思い切って記事にしてみようと思う。

お好み焼き、焼きそば、ロールからそれぞれ1品ずつ、象屋でぜひ食べてほしいメニューを紹介するので、参考にしていただければ幸いだ。

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象屋の外観と雰囲気

象屋外観

大阪メトロ四ツ橋線で西梅田駅から14分、玉出駅徒歩1分の場所に象屋はある。

梅田駅から西梅田駅へは徒歩でも行けるが、梅田駅から御堂筋線で大国町乗り換えをしても、玉出まで20分強である。

閑静な住宅地が広がる玉出駅。観光資源は無いに等しく、観光目当てで訪れる駅ではない。その為、以前の象屋は地元客で賑わっていたが、露出の増えた近年は観光客の姿も見かけるようになった。

店の間口は狭く奥に長い、いわゆる京都の「うなぎの寝床」のような間取りで、2階にも客席がある。

店の外に待ちが出ていることも多く、ウェイティングボードに名前を書いて待とう。ちなみに、電話予約はやっていない

昔ながらのお好み焼き屋と言えば、床は油でベトベトなのが常だが、象屋は違う。店内隅々まで綺麗に保たれていて、内装も比較的新しい。

年配の夫婦+アルバイト(息子さん?)数人で切り盛りしている店内は、いつ行っても活気があって感じの良い接客で出迎えてくれる

大阪のお好み焼きは鉄板から直接コテを使って食べるのが主流だが、象屋ではコテの他にも取り皿と割り箸を席にセッティングしてくれているため、大阪お好み焼きが初めてでも安心できる。
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象屋で実際にお好み焼きを食べた感想

象屋のメニュー構成はシンプル。お好み焼き、焼きそば、ロール(とん平焼き)で、あとはどの具材を入れるかを選択するのみ。

象屋のお好み焼きはフワっと仕上げる為に生地を押さえずにじっくり火を通す。注文から20分程かかるが、その間につまむサイドメニューも一切ないので注意しよう。

比較的早く仕上がる焼きそばを注文して、焼きそばを肴にビールでも飲み、お好み焼きの出来上がりを待つのがお勧めである。

お好み焼き(ブタ)

お好み焼き(豚)

象屋を有名にしたのが、このお好み焼き(ブタ)である。

側面を囲う豚肉はバラ肉とロース肉の繋がった部分を使用し、異なった味と食感を楽しむことができる。

鉄板に生地を広げたら側面に豚肉を巻き、さらに豚肉の赤身の部分にだけ追加で生地を乗せる。こうすることで、赤身の部分がパサパサになるのを防ぐのだ。

焼き上がったらマヨネーズ、ケチャップ、カラシを乗せて完成。

お好み焼きにケチャップとはあまりイメージがないが、まだお好み焼きソースが無かった頃の大阪では、ウスターソースにケチャップを混ぜてお好み焼きに塗るのが一般的だったのだとか。

客席には甘口、辛口、どろの3種類のソースが設置されている。好みのソースを使ってもいいのだが、象屋のおすすめは甘口7:辛口3とのこと。

側面がカリッと焼かれた豚肉で囲まれているため、若干の切りにくさは否めないが、断面を見てみよう。

お好み焼き(ブタ)断面

生地のふんわり感を残すため水分の少ないキャベツを使用し、切り方も工夫するなど、食感を大事にした象屋のお好み焼き。口の中でほどけていくような独特の食感は癖になる。

豚肉が生地の側面に巻かれているのは、おそらく生地の食感を壊さないためではなかろうか?

象屋では酸味の少ないダ―キーと呼ばれる特殊なマヨネーズを使っていて、ソースの味や豚肉の脂の甘みを邪魔しない。まとまった一体感のある味が楽しめるのもポイントだ。

焼きそば(イカ)

焼きそば(イカ)

あまりにも有名なお好み焼き(ブタ)に隠れている感が否めないが、象屋は焼きそばも最高に旨い。その中でも焼きそば(イカ)がおすすめなので紹介しよう。

モチモチ食感の太麺を使った象屋の焼きそば。具はざく切りキャベツと大きなイカ。実にシンプルである。

甘口のソースで仕上げられた焼きそばは、キャベツの甘みとイカの風味が加わり、最後まで飽きずにいただける。

先ほど「お好み焼きが焼きあがるまでの当座の一品」と紹介してしまったが、訂正しよう。この焼きそばを食べるためだけに訪れる価値のある逸品である。

ロール(ブタ)

ロール(ブタ)

最後はロールの紹介だ。ロールとはとん平焼きのようなものなのだが、関西以外の人にとってはとん平焼きもまた未知の食べ物であろう。

「和風オムレツ」とでも言っておけば問題ないだろうか?玉子焼きのようにしっかり火が通っているわけではなく、半熟の状態で仕上げるため、とろとろな食感。

本来は焼いた豚肉を卵で巻いたものを「とん平(豚平)焼き」と呼ぶため、必ずしも豚肉が入るわけではない(具を選べる)象屋では「ロール」という商品名である。

ロール(ブタ)断面

カリッっと焼いた豚をトロットロの卵で巻いているため、食感のコントラストが楽しめる。

ほんのりバターが香る卵に、ケチャップ・カラシ・マヨネーズの定番調味料が加わり、さらには卓上のソースと豚肉の脂の甘みと・・・。

料理としてはシンプルな部類に入ると思うのだが、そのシンプルな料理がこんなにも美味しくなるとは、初めて食べた時の衝撃は未だ忘れられない。

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象屋のその他メニューと価格

お好み焼き
イカ…820円/ブタ…890円/エビ…940円/タコ…940円
キムトン…1,050円/ミックス…1,220円

焼きそば
イカ…820円/ブタ…890円/エビ…940円/タコ…940円
ミックス…1,220円

ロール
イカ…820円/ブタ…890円/エビ…940円/タコ…940円
ミックス…1,220円

ドリンク各種

※当記事内の価格は全て税込

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象屋の基本情報、営業時間とアクセス

【住所】大阪府大阪市西成区玉出西2丁目7−10
【電話番号】0666571616
【営業時間】平日17:00-23:00
日祝15:00-23:00
【定休日】月曜日
【キャッシュレス】クレジットカード
【アクセス】大阪メトロ四ツ橋線「玉出」5番出口徒歩2分

超個人的5段階評価
立地:★★★☆☆/主要駅から遠いが最寄り駅からは近い
コスパ:★★★★★/お好み焼きといては高めだが、それを上回る
清潔度:★★★★★/とても綺麗
接客:★★★★★/元気で交換のもてる接客
入りやすさ:★★★☆☆/店内が見えない、待ちが出る
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大阪でNo.1のお好み焼き「象屋」がおすすめの理由 まとめ

大阪のお好み焼き50店ほどを周った僕が個人的に選ぶ、大阪No.1のお好み焼き屋「象屋」。

「ひとつのメニューに集中したい」から、極力メニューは減らす象屋では、お好み焼き・焼きそば・ロール、どれを食べても間違いなしの美味しさである。

特にお好み焼き(ブタ)は、生地の食感を保つためにキャベツからこだわり、豚肉の扱いも独特のものに。他の店では食べることのできない唯一無二の1枚に仕上がった。

主要駅からはやや遠い場所にあるが、ぜひ行ってほしい名店である。

大阪市グルメ
この記事を書いた人
ジャパトラ

関東在住の30代オッサン。
海鮮と海外ドラマをこよなく愛するブロガー。
「旅先のチェーン店、入るべからず」が座右の銘
でもスタバは入るぉ。
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