博多駅から往復交通費・約500円(バス推奨)
観光費用・1,000~3,000円
移動含めた所要時間・約3時間
福岡の中心地・博多から電車やバスで約20分、福岡市内にありながら、まるで海外のリゾート地に迷い込んだかのような、洒落た観光スポットがある。
海に浮かぶチャペルが話題となっている「マリゾン」だ。
マリゾンのすぐ南側には福岡が誇る、日本で一番高い海浜タワー「福岡タワー」もある。
そして、さらに少し離れた「ヤフオクドーム」も含めた一帯を「シーサイドももち」と呼び、地域一帯が観光地となっているのだ。
ヤフオクドームの観光は試合の開催に左右されるので保留とし、広いシーサイドももちでは「マリゾン」と「福岡タワー」に絞った観光をおすすめする。
さて、ターミナル駅である博多駅からの行きかただが、電車でもバスでも約20分となっている。
しかし、電車の最寄駅「西新」からお目当ての福岡タワーやマリゾンがある沿岸部へは、徒歩で30分ほどかかる。西新駅からバスを使っても10分ほど必要となる為、博多駅からバスで向かうのが正解だ。
どちらも約20分で「福岡タワー南口」バス停に到着する。バス停から福岡タワーは徒歩1分もかからない。
とても驚くことに、これらのバスは路線バスでありながら、高速道路を走る。路線バスなのでシートベルトも無い。さらに、つり革につかまった立ち客までいながら高速道路を走る。全国的に見ても珍しいおもしろ体験ができるのでおすすめだ。
福岡タワーは海浜タワーとして全国最長の234m
福岡タワーは、「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」のモニュメントとして、約8,000枚ものハーフミラーを使い、平成元年に建てられた。
その役割は2つ。観光地としての展望タワー、そして電波塔だ。福岡に住む人々にとって、福岡タワーはスカイツリー。生活に必要なタワーであることがわかる。
展望室「SKY View123」
福岡タワーは海浜タワーとして全国で一番高い234mを誇るが、一般人が入れる最も高い場所は123mの展望室だ。
東は博多などの繁華街、西はマリノアシティのウォーターフロント、南に緑豊かな脊振山地、北は水平線が見渡せ、360度の大パノラマで開放感に浸ることができる。
「福岡タワー」・営業時間と入場料
営業時間9:30~22:00(最終入館は21:30)
休館日・6月最終週の月曜日と火曜日(7月にまたがる場合はその前週)
タワー展望料金
高校生以上・800円
小~中学生・500円
幼児・200円(3歳以下無料)
福岡タワー公式サイト
「マリゾン」で海を眺めながらのビールが最高
白い砂浜が綺麗なももち浜では、海の上のチャペル「マリゾン」を望むことができる。
出張族にとってチャペルは無用の長物ではあるが、その周辺ではまるで外国のリゾート地に訪れたかのような景色を味わえる。
海風を感じながら、しばしビール片手にゆっくり過ごすのもいい。
かき小屋「食事処なごみ」
生ビールを始め、種類豊富な酒と、牡蠣やサザエなどの浜焼きが楽しめる「食事処なごみ」。
殻付きの大きな牡蠣がゴロゴロ乗った「牡蠣盛」が1,000円から。自分で焼く新鮮な牡蠣は、格別の味だ。
定食類はご飯と味噌汁がお替わり自由となっている。
営業時間11:00~21:00(L.O.20:00)
不定休
ビーチチェアでビールを!「BIG BANANA」
海岸では少し小洒落た海の家、「BIG BANANA」が営業している。
イカ焼きやツブ貝などの焼きものも豊富に取り扱っているので、ビーチチェアに座りながらビール片手に串ものなどいかがだろうか。
缶ビールに缶酎ハイなども揃っていて、1本300円程度と、海の家にしてはリーズナブルに買える。
季節を問わず冬場も営業する常設の海の家だが、さすがに台風などの自然災害時には臨時休業するらしい。
営業時間・11:00~20:00(目安。シーズンにより異なる)
定休日・シーズン中は無休(冬季は水曜定休?要確認)
「シーサイドももち」・アクセス
【地下鉄】
博多駅・天神駅より地下鉄空港線「西新駅」1番出口
徒歩約30分、または バス10.15.54-1.94番10分「福岡タワー南口」停留所
【西鉄バス】
博多駅バスターミナル6番乗り場306.312系統20分
「福岡タワー」または「福岡タワー南口」停留所
天神駅高速バスターミナル前1乗り場W1.W2.302系統20分
「福岡タワー」または「福岡タワー南口」停留所
「シーサイドももち」観光の目安は3時間・まとめ
繁華街からわずか20分で綺麗な砂浜が広がるビーチに行ける。福岡という街は、いろいろな顔を持ち合わせているから面白い。
福岡タワーは1F部分は入館料が必要無い。1Fには土産屋も入っているので、福岡タワーでしか買えない土産を見て回るのもいいだろう。
そしてマリゾンは、ゆっくり散歩するだけでも異国情緒たっぷりな街並みと、すがすがしい海風を感じることができる。
普段の生活の中で「海辺でゆっくり過ごす時間」というものが、どれくらいあるだろうか。
都会の観光に疲れを感じたら、砂浜でゆっくり海風を感じるのも、旅の醍醐味かもしれない。
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