宮城県で古くから親しまれている郷土和菓子「ずんだ餅」。
近年では和菓子にとどまらず、洋菓子との組み合わせでも楽しまれている。
仙台駅西口から続くアーケード街「ぶらんどーむ一番町」にある老舗の茶屋「お茶の井ヶ田」では、抹茶ソフトクリームとずんだ餅を合わせた「ずんだ餅パフェ」が人気だ。
この組み合わせが最高に美味しかったので、仙台に出向いた際にぜひ試されたい。
「お茶の井ヶ田」外観と雰囲気/外で購入し、店内のイートインで食す
お茶の井ヶ田は、お茶屋である。これは「甘味処」という意味ではなく、お茶の葉を販売している小売店だ。
茶道を心得た華人・伊達政宗の影響でお茶屋が多い仙台。1920年に創業したお茶の井ヶ田は、後発組。
「飲むお茶から食べるお茶、そして愉しむお茶へ」がコンセプトだ。
店内に数席のイートインスペースがあり、写真左側の外の売店で購入したスイーツを持ち込むことができる。
また、店内で商品を購入すると、会計待ちの時間に試飲のお茶を提供してくれる。
試飲とは言え創業100年のお茶屋、当たり前だが相当に旨い。このお茶を飲む為だけに訪れても良いぐらいだ。
店内はとても活気があり、従業員の接客もハキハキしていて気持ちがいい。
コンセプト通り「食べるお茶」として、お茶に付随して様々な和菓子も販売している。とりわけ「喜久福」が有名らしく、仙台駅などで土産として売られている。
このページの最後で「喜久福」の通販情報も載せておくので、取り寄せてみるのもいいだろう。
「喜久福」も喜久水庵ブランドである。
お茶の井ヶ田で実際にずんだ餅パフェを食べた感想/ずんだ餅よりも抹茶ソフトが最高に美味
先にイートインスペースで席を確保してから購入してほしいとのことで、一度店内に入り、再び外へ出て売店で購入する。人気店ゆえ、店内は買い物客で溢れているので地味にめんどくさい。
そして、「ずんだ餅パフェ」は税込400円と表示されてはいるが、イートインスペースで食べる場合は標準税率の10％となり、407円を請求される。
請求額が表示より高いと怒る輩が発生するので、表示を逆にしたほうがいいのでは？などと余計なおせっかいを焼いていると、ずんだ餅パフェが出来上がった。
ずんだ餅パフェには、ひと口大のずんだ餡が3個と抹茶味のソフトクリームが盛られていた。
弾力が強い餅に、豆の粒々感が残る甘さ控えめのずんだ餡を絡めたずんだ餅。甘いもの好きには少し物足りない甘さではあるが、普通に旨い。
ただ、ずんだ餅をメインに添え「ずんだ餅パフェ」と名付けた店側には申し訳ないが、ずんだ餅パフェの主役は抹茶ソフトである。(※個人の感想です)
創業100年のお茶屋が作る抹茶ソフトだ。不味いわけがない。
抹茶の香りが際立ち、抹茶の甘みが際立つ。
通常の抹茶ソフトが「抹茶味(または抹茶風味)のソフトクリーム」なのに対し、お茶の井ヶ田の抹茶ソフトは「ソフトクリームの形状をした抹茶」なのである。
このニュアンス、伝わるかなぁ？
ソフトクリームのコクや甘さやミルク感よりも、抹茶のコク・香り・甘み、その全てが勝っている。
まさしくこれが、お茶の井ヶ田がコンセプトとする「食べるお茶」なのだ。
「お茶の井ヶ田」その他メニューと価格/店内で販売している和菓子もイートインできる
ずんだシェイク/400円
お茶屋のアフォガード/378円
ずんだ餅と抹茶セット/500円
などなど…
※当記事内の価格は全て税込
「お茶の井ヶ田」基本情報、営業時間とアクセス/
【住所】宮城県仙台市青葉区一番町３丁目８−１１
【電話番号】022-261-1351
【営業時間】10:00～19:30
【定休日】元旦
【キャッシュレス】クレジットカード(店内商品のみ)
【アクセス】JR仙台駅西口徒歩10分、地下鉄青葉通一番町駅から169m
▶公式サイトはこちら
立地:★★★☆☆/仙台駅から遠い
コスパ:★★★★☆/抹茶ソフトはレベル高し
清潔度:★★★★★/店内外ともに綺麗
接客:★★★★★/非常に素晴らしい
入りやすさ:★★★★☆/混雑していることが多い
お茶の井ヶ田「喜久福」お取り寄せ情報
仙台各所で土産として販売されている「喜久福」。
餡と生クリームを薄皮餅で包んだ、名菓だ。お土産として受け取った人があまりの美味しさに驚き、通販でリピートしてしまう逸品である。
味は4種類、抹茶/生クリーム(こしあん)/ずんだ生クリーム/ほうじ茶。
まとめ/お茶の井ヶ田のずんだ餅パフェは抹茶ソフトが美味
やはり「餅は餅屋」である。お茶屋が作る抹茶ソフトがこんなにも美味しいとは、いったい誰が予想しただろうか。
さらに仙台名物のずんだ餅も同時に「愉しむ」ことができる。
仙台に訪れたら、お茶の井ヶ田のずんだ餅パフェがマストアイテムになることは間違いないだろう。
コメント