
羽田空港第2ターミナルのレストランフロアで、一際異彩を放つ「当店独自料理」のメニュー。
それが、1963年に新宿で創業した老舗洋食店「アカシア」です。
かつて新宿アルタ裏の本店を訪れた際、その昭和レトロな佇まいと唯一無二のロールキャベツに衝撃を受けましたが、ここ羽田空港でもその伝統の味を変わらず楽しむことができます。
今回僕が注文したのは、シンプルにその実力を堪能できる「ロールキャベツシチュー2貫とご飯」。
家庭料理の定番でありながら、あえて「独自料理」と謳うその理由は、一口食べればすぐに理解できます。
ラードと小麦粉を練り上げたルーを使用し、牛乳を一切使わずに生み出される驚くほどミルキーで濃厚な味わい。
新宿本店での体験(※詳細は後述のリンク参照)と比較しつつ、空港店ならではの利便性と、白いごはんに最高に合う「濃いめ」のシチューが織りなす至福の時間を詳しくレポートします。
アカシアの外観と雰囲気|新宿の伝統を空港らしくモダンに昇華した空間

新宿本店の「昭和の喫茶店」のような雑多とした温かみに対し、羽田空港店はモダンで清潔感のある、旅の拠点にふさわしい落ち着いた雰囲気です。
しかし、店先に掲げられたメニューや「当店独特料理」の文字には、紛れもなく老舗の風格が漂っています。
新宿本店は相席が基本の賑やかな空間でしたが、こちらはカウンター席のみ。一人でもゆったりと過ごせる設計です。
フライト前の緊張感を解きほぐしてくれるような、心地よい安心感に包まれていますね。
アカシアでロールキャベツシチューを食べた感想|牛乳不使用が生み出す魔法のミルキーさ

注文したのは、看板メニューの「ロールキャベツシチュー2貫とご飯」。本店同様、注文から提供までのスピード感は抜群です。
牛乳不使用とは思えない「驚きのコク」
最大の特徴は、牛乳やバターを一切使わずに仕上げられたシチュー。
ラードで練り上げられたルーは、ホワイトシチューよりも少し茶色がかっており、独特の力強いコクがあります。
「なぜこれほどまでにミルキーなのか」と不思議に思うほど濃厚な味わいは、まさにアカシアだけの発明と言えるでしょう。
ごはんが進む!確信犯的な「濃いめの塩味」
女性のこぶし大ほどもある大きなロールキャベツが2貫。
スプーンで容易に切れるほど柔らかく煮込まれたキャベツには、シチューの旨みが芯まで染み込んでいます。
あえて塩味を強めに仕上げているのは、白いごはんと一緒に食べることを前提にしているから。
ごはんにシチューを少しずつかけながら頂く背徳感は、本店から受け継がれる「正しい食べ方」です。
新宿本店との繋がり
実は以前、新宿にある本店にも足を運んでいます。
そちらでの体験は、僕の洋食に対する価値観を変えるほど印象的なものでした。本店の雰囲気や、揚げ物メニューとの組み合わせに興味がある方は、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。
▶【新宿】昭和レトロな名店「アカシア・新宿本店」の実食レポートはこちら

アカシアのその他メニューと価格
ロールキャベツシチュー2貫とご飯…1,250円
オムライス…1,520円
オムライスとロールキャベツシチュー…2,170円
極キャベ(ロールキャベツシチューと極辛カレーのハーフ&ハーフ)…1,250円
キャベカレー(ロールキャベツシチューとカレーライスのハーフ&ハーフ)…1,250円
キャベハヤ(ロールキャベツシチューとハヤシライスのハーフ&ハーフ)…1,350円
ハヤシライスとロールキャベツシチュー…2,050円
極辛カレーとロールキャベツシチュー…1,700円
ポークカレーとロールキャベツシチュー…1,700円
※当記事内の価格は全て税込
※メニューや価格は現在
アカシアの基本情報、営業時間とアクセス
【住所】東京都大田区羽田空港3丁目4-2羽田空港第2ビル4階
【電話番号】0364289511
【営業時間】11:00~20:20(L.O.20:00)
【定休日】施設に準ずる
【キャッシュレス】クレジットカード、交通系電子マネー、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay、PayPay
【予約】不可
【アクセス】羽田空港第2ビル4階 手荷物検査前
▶公式サイトはこちら
立地:★★★★★/空港内で便利な立地
コスパ:★★★★★/空港内では安価な部類
清潔度:★★★★★/とても綺麗で落ち着く空間
接客:★★★★★/丁寧でテキパキしている
入りやすさ:★★★☆☆/お昼時は並んでいることが多い
第2ターミナル「アカシア」実食レポ!牛乳を使わない「独特」なロールキャベツシチューまとめ
「アカシア」は、空港という場所においても、その「独特」なこだわりを一切崩さない芯の強い名店でした。
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唯一無二の「ラード仕立て」シチューの魔力:牛乳を使わずに実現された濃厚なコクとミルキーさ。他では決して味わえないこのシチューこそが、半世紀以上愛され続けるアカシアのアイデンティティです。
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ごはんと最高の相性を誇る、計算された濃い味:「おかずとしてのシチュー」を追求した結果の、強めの塩味。お腹を空かせた旅人にとって、これほどまでにごはんが進む洋食は他にありません。
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新宿の伝統をクイックに味わえる利便性:新宿本店のレトロな情緒も格別ですが、空港店ではその味をより洗練された環境で、スムーズに堪能できます。本店の記事と比較しながら、その違いを楽しむのも一興です。
ありふれた料理であるロールキャベツを、究極の「独自料理」へと昇華させた一軒。羽田に寄る際は、ぜひこの誘惑を体験してみてください。

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